リーガ・エスパニョーラ第5節が23日に行われ、レバンテとMF乾貴士が所属するエイバルが対戦した。
レバンテは今シーズンここまで2分け2敗で勝ち星がなく苦戦を強いられている。一方のエイバルは前節アトレティコ・マドリードに敗れ初黒星を喫したものの7位と好位置につけている。乾はこの試合に左サイドで先発出場し日本人選手として史上8人目のリーガデビューを果たした。
最初のチャンスはエイバル。9分、ボルハ・バストンがエリア外から右足でゴール右隅を捉えるミドルシュートを放ったがGKのファインセーブに阻まれた。するとその直後の10分、右からのCKの流れでファーサイドに流れたボールをマウロ・ドス・サントスが頭で折り返したボールをゴール前のバストンがヘディングで押し込みエイバルが先制に成功する。
リードを奪ったエイバルは15分、エリア手前左でパスを受けた乾が積極的にシュートを狙ったが枠の右に外れ、19分にも乾がドリブルでDFをかわしシュートに持ち込んだが今度は枠の上に大きく外れた。
1点リードで前半を折り返したエイバルは後半開始早々に2点目を奪う。48分、バストンからスルーパスを受けた乾がエリア内左深い位置でDFをかわすと、ゴール前にラストパスを供給。ここに走りこんだバストンが難なく押し込み、点差を2点に広げる。
ところが直後にレバンテも1点を返す。51分、右サイドでボールを受けたホセ・ルイス・モラレスがファーストタッチで乾をかわしそのままエリア内まで持ち込むと右足のシュートをゴール右隅に決めた。
72分、押し込まれる時間が増えたエイバルは乾に代えてボルハ・エキサを投入し逃げ切りを図る。
エイバルはレバンテの攻撃をしのぎながら時計の針を進めたが、終了直前の後半アディショナルタイム3分、レバンテが右サイドを攻め上がるとモラレスのクロスにデイヴェルソンがヘディングで合わせ土壇場で待望の同点ゴールを奪った。
試合はこのまま終了を迎え、2−2の引き分けに終わっている。なお乾は72分までプレーした。
次節、レバンテは27日に敵地でヘタフェと、エイバルは26日にホームでセルタと対戦する。
【スコア】
レバンテ 2−2 エイバル
【得点者】
0−1 10分 ボルハ・バストン(エイバル)
0−2 48分 ボルハ・バストン(エイバル)
1−2 51分 ホセ・ルイス・モラレス(レバンテ)
2−2 90分+3 デイヴェルソン