これから起こりうる事の確率を予知できる“『確率予知』(ロッツオブネクスト)”の能力を持つ櫻田家次男「櫻田遥」。あまり人と関わりを持たず、単独行動を好むものの、ニヒルなその見た目から密かに女子に人気があります。今回は、そんな「櫻田遥」の魅力についてご紹介いたします。
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■宰相としての顔、色男としての顔
クールな印象の一方で、自分の事よりも家族のサポート役に回る事の多い「櫻田遥」。憧れの偉人に“マジャパヒト朝の宰相”“ガジャ・マダ”を挙げているところからも、自分が王様になるより、“参謀”として誰かの補佐をしたい、そんな気持ちの方が強いようです。また五女「光」の同僚であるアイドル「米澤紗千子」こと「さっちゃん」と初めて顔を合わせた際、遥のその端正な顔立ちを前に、さっちゃんが頬を赤く染めるなど、彼の色男ぶりはなかなか侮れないものがあります。
■家族に頼られる縁の下の力持ち
頭も良く気が利く男性というのはどこの世でも女性に頼られるもの。それがたとえ家族だったとしてもです。双子の姉である四女「岬」の世話はもちろん、「光」がアイドル活動をする際に手助けしてあげたり、生まれた順番は5番目とはいえさすがは男の子。きっちりと役目をこなす頼もしさがあります。それでも、家の脱衣所で茜の下着姿をラッキースケベで目撃して動揺したりと、普段はクールを装っているものの、不測の事態に対処できない詰めの甘さにはどこか親しみを感じます。
■実は苦労人!?遥も抱えるコンプレックス
遥は、仲が良いはずの岬と衝突をしてしまいます。岬は姉達と同じ付属高校へ遥と一緒に進学する予定でした。しかし、遥は勝手に全寮制の私立高校を受験し、合格していたのです・・・。それが原因で岬はヘソを曲げてしまいました。
その時に遥は、今まで抱えていた不満を岬に暴露します。双子の姉である岬は、何をやっても平均的な自分と、何かに突出した能力を持つ自分の分身たち、さらには優秀な姉たちと比べられる事にコンプレックスを抱いていました。しかし遥は、双子ゆえに“「岬」と比べられる事”にコンプレックスを抱いていたのでした。
岬が何をやっても平均以上に出来るものだから、周りからは「岬の分身の中でも遥は一番駄目な奴だな」などとからかわれたりしていました。何もかもが平均である事に悩んでいた「岬」のコンプレックスそのものが、遥を苦しめていたとは皮肉以外の何者でもありません。
それゆえ遥は、高校では岬と離れて過ごしたいと考えていたようです。「これ以上岬のそばにいて比較されるのはうんざりなんだよ!」と思わず叫びます。そのようなコンプレックスを持ちながらも、普段はそんな気持ちをおくびにも出さず「しょうがないなぁ」とみんなの力になってあげる。みんなを支える立場にある「遥」が、年相応に悩み、思いの丈をさらけ出す姿は、やはり「遥」も一人の人間なのだと痛感する出来事でもありました。
クールで必要以上に人と関わらない性格でありながらも、家族や親しい人間には参謀としての才能を遺憾なく発揮する縁の下の力持ち「櫻田遥」。こんな弟がほしい。そう思える魅力が彼にはぎっしりと詰まっているのです。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:古瀬敏之(キャラペディア公式ライター【バンタンゲームアカデミー ゲームライター専攻】)