【冴え女シリーズ(10)】[ドSなイケメン茶道プリンス様]第6話(前半)「心配しているんだぞ」

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2016年01月21日 08:30  キャラペディア

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※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。


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【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]

■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。


●第6話(前半)「心配しているんだぞ」


しずか「……お話をするのが、苦手なだけです」

蓮条寺「それが、良いのだ」

しずか「え……?」

蓮条寺「私は、よく喋る女性が苦手だ。見合いの席でも、やたらと自分の話をする女性には辟易している」

しずか「……目に浮かぶようです」

蓮条寺「封建的なことを言うつもりはないが、女性はあまり喋らないほうが魅力的だと思う」

しずか「好み、ですね」

蓮条寺「そうかもしれない。今度からは、相手に求める条件にそれを書いておこう」

しずか「それがよろしいかと……」

蓮条寺「しかし、お前は少し大人しすぎるんじゃないか?」

しずか「え……」

蓮条寺「師範代として稽古に立つときも、あそこまで控えめだと、弟子たちが戸惑う」

しずか「申し訳ありません」

蓮条寺「お前は、指示は的確だが存在感がない」

しずか「そ、存在感……?」

蓮条寺「そこに師範在り、とする存在感だ。そういった存在に対し、適度な緊張感を抱くことで、人はより敏感になる。感覚が冴える、とも言えるな」

しずか「緊張感で、冴える……?」

蓮条寺「ゾーン、という言葉を知っているか」

しずか「はい、聞いたことぐらいは」

蓮条寺「主にスポーツ選手がその体験を語るが、いわば身体と心が完璧に集中した状態だ。禅では“無我の境地”とでも言うのだろうな」

しずか「……茶道でも、それが?」

蓮条寺「鍛錬次第では可能だ。実際に私もそれらしい体験をしている」

しずか「……どんな?」

蓮条寺「周囲の音が消え、身体の余計な力が抜ける。そして抹茶の泡のひとつひとつまでもが見えるようになる……」

しずか「すごい……」

蓮条寺「私の場合、ほどよく緊張しているときにはそれが起こりやすい。逆にリラックスして臨んでいるときはあまり起こらない」

しずか「リラックスしている方が、良いのかと思っていました」

蓮条寺「程度問題だな。茶道は亭主と客がお互いに心を尽くすことで、最高のものになる。
気が緩んでいる状態では、亭主は良いもてなしは出来ないし、客は亭主のこらした趣向に気付くことができない」

しずか「お稽古と同じですね?」

蓮条寺「そうだな。師範は弟子の一人ひとりに気を配り、弟子は師範の存在を感じながら集中する。日々の稽古は、実践に通じているのだ」


【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]第6話(後半)へ続く


●出演キャラクター

蓮条寺泉水(れんじょうじいずみ)25歳:茶道家
野口しずか(のぐちしずか)25歳:家事手伝い

●声優および制作クリエイター

シナリオ:藍沢涼
イラスト:和音ハカ
男性声優:武田直人
女性声優:寺崎まどか

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474

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