【冴え女シリーズ(11)】[マスターの不器用な優しさに]第9話(前半)「本当に分かっているのか?」

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2016年02月20日 12:51  キャラペディア

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※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。


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【冴え女シリーズ(11)】[- マスターの不器用な優しさに -]

■作品概要
信じていた親友にずっと好きだった人を取られ、傷心中の蘭。もう恋なんてしないとやさぐれる彼女の心を癒してくれるのは、行きつけの喫茶店のツナサンドとマスターの優士の淹れてくれるコーヒーだった。毒のある優士の言葉に最初はむっとしていた蘭だったが、段々彼の優しさに気づきだして・・・?


●第9話(前半)「本当に分かっているのか?」


蘭 「え、そんな女性として完璧そうな人と?」

優士「俺が作ったものを、幸せそうな顔で食べてくれる」

蘭 「そんな、大体の人がそうじゃない?」

優士「いや、喫茶店のマスターとして毎日たくさんの人間をみてきたが、世の中にはなんの感情もあらわさずに食事をする人間なんて山といる。もしかして不味いのかとこちらがひやひやするような顔で食う奴もな。だから、君が美味しそうに、幸せそうに食べてくれる姿をみるのは好きだ」

蘭 「そ、そんな風に言われると照れちゃうからやめて」

優士「だから、本庄君にだってなにもないわけじゃない。俺と差を感じる必要もない。それだけは覚えておいてほしい」

蘭 「つ、つまり・・・マスターにとって私はそういう対象になりえる、と」

優士「そういう対象?」

蘭 「だって、そういう話、だったでしょ?」

優士「・・・あ、いや違う! そういう話ではなくて、や、そういう話なのか?俺はただ、君が必要以上に自分の評価を下げるから、それはよろしくないと思っただけで」

蘭 「ふふ、わかってる。ありがとう、マスター」

優士「本当に分かっているのか?」

蘭 「わかってるわよ。あーあ、それにしても雨、すぐにやむと思ったのにまだ降ってるね」

優士「ん? ああ、全然やむ気配がないな・・・」

蘭 「・・・」

優士「・・・黙るなよ、突然」

蘭 「私だって黙る事だってありますぅ。・・・明日からの事をちょっと考えちゃって。明日会社に行くのが気まずいというか・・・ふたりにどんな顔したらいいんだろうって」

優士「酷い言い方かもしれないが、ソイツらは君の事をまったく気にしないと思うぞ」

蘭 「はは、私もそんな気がしてる。私がひとりでこだわってるだけ。私がただただ勘違いしちゃっただけ。私がなにも言わなきゃそれで丸く収まることなのよね」

優士「そう、だな」

蘭 「馬鹿だなぁ・・・会社の人を好きになっちゃうなんて」

優士「振られた後の事を考えて恋愛する人間なんていないだろう?」

蘭 「そうね、でも、やっぱり少し軽率だったかも・・・」

優士「あっちが気にしないんだ。君も全然気にしていないという態度でいればいい。惨めな思いを抱く必要はないんだぞ。必要以上に自分を殺す必要もない。俺に口が悪いだの、“アレ”だのいう時の君なら、乗り越えられるさ」

蘭 「でも・・・」

優士「・・・今のはただの理想だな。自分が出来なかったくせに、君にそれをしろと言うのは酷か」

蘭 「乗り越えられなかった?」


【冴え女シリーズ(11)】[- マスターの不器用な優しさに -]第9話(後半)へ続く


●出演キャラクター

関優士(せきゆうし)32歳:喫茶店のマスター
本庄蘭(ほんじょうらん)28歳:OL

●声優および制作クリエイター

シナリオ:久潟椎奈
イラスト:和音ハカ
男性声優:涌井直輝
女性声優:鳥居みのり

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
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