つげ忠男の漫画『成り行き』を瀬々敬久が映画化、佐野史郎、柄本明ら出演

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2016年03月28日 18:21  CINRA.NET

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つげ忠男『成り行き』表紙
瀬々敬久監督が、つげ忠男の漫画『成り行き』を映画化することがわかった。

つげ忠男はつげ義春の弟で、兄と同じく『ガロ』で作品を発表。映画版のタイトルは『なりゆきな魂、』となり、殺人を犯してしまった2人の老人と、争い続ける若者たちを凝視する初老の男、バス事故に運命を翻弄される人々の物語が交錯する様を描く。

キャストには佐野史郎、柄本明、足立正生らが名を連ねている。佐野はつげ義春原作の石井輝男監督作『ゲンセンカン主人』で義春をモデルにした役を演じたほか、同じく石井監督作で忠男の漫画を映画化した『無頼平野』で忠男役を演じている。

映画『ヘヴンズ ストーリー』『アントキノイノチ』などを手掛け、5月7日から『64 -ロクヨン- 前編』の公開も控えている瀬々監督は、監督だけでなく脚本も担当。クランクインは4月上旬を予定している。
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