阿部寛が生物兵器回収に奔走、東野圭吾『疾風ロンド』映画化

0

2016年04月13日 10:10  CINRA.NET

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

CINRA.NET

阿部寛 ©2016「疾風ロンド」製作委員会
映画『疾風ロンド』が、11月26日から全国で公開される。

同作は、大学の医科学研究所から違法生物兵器が盗まれる事件を描いた東野圭吾による同名小説を映画化した作品。3億円を要求する脅迫メールを受けた上司から任命された主任研究員の栗林和幸が、生物兵器の回収のために翻弄する様を描く。

仕事が上手くいかず、家庭でも思春期の息子との関係に悩む冴えない男・栗林を演じるのは阿部寛。スキー初心者にもかかわらず、事件の手がかりがあるスキー場へ向かうという役どころだ。監督は『サラリーマンNEO』や『あまちゃん』の演出を手掛けた吉田照幸。同作は2月にクランクインし、4月中旬のクランクアップを予定している。

阿部は脚本を読んだ感想について「凄くスピード感のある台本だと思いました。東野さんの原作なのですが、いい意味のドタバタ感があり、スキー場を舞台にしたアクションもたくさんある。その東野さんの原作を『サラリーマンNEO』などを手掛けた鬼才の吉田監督が、どうやって作品を仕上げていくのかという期待があります。だからこそ、この作品を引き受けました」とコメント。また「爽快なアクションコメディが撮れているんじゃないかなと僕も期待していますので、楽しみに待っていてください」とメッセージを送っている。

吉田監督は阿部について「やはり際立って個性が出るな、と思いました。なぜか目が行くんです。スターだと思いました」とコメント。また阿部のスキーの腕前について「まさに原作通りでした。本当に大学時代にやられていたという程度で…スキー板を履くのも何十年ぶりだったと聞きました。(スキーのシーンは)結構、ご自身で演じられてます」と明かしている。

また原作者の東野は、「小説を読んだ多くの方が、『これを映像で見てみたい』と思ったのではないでしょうか。その夢が叶う時がきました。関係者の一人によれば、例の雪上チャンバラシーンは、『世界にも通用するレベルの迫力』だとか。目にできる日を楽しみに待ちましょう」と語っている。
    ニュース設定