「食べられるスプーン」が放つ人類へのメッセージ

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2016年04月20日 19:01  ニューズウィーク日本版

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ニューズウィーク日本版

 私たちは、日常どれだけのプラスチックスプーンを使用しているだろうか。コンビニやスーパーでデザートを買えば、必ず付いてくる"あれ"である。


 もちろん、環境にも健康にもあまりよくないことは分かっている。しかし、いついかなる時も、スプーンを常備することはできない。よって、現代のエコ時代であっても、世界的にたくさんのプラスチックスプーンが未だに石油で作られて、消費されている。


【参考記事】複雑すぎるプラスチックごみの憂鬱


 その問題にインドの「Bakey's」は、1つの解決策を提示する。なんと米など穀物の粉で作られた、食べられるスプーンだ。環境に優しく、プラスチックスプーンのように低価格。また、食べるものの味を変えることはない。


 プレーン味、スイート味、ピリッと辛い味まである。食べてしまえば、かさばるゴミとなることはない。


【参考記事】カバンに入れて持ち運べる「風力発電」デバイス


 過去にアイデアとして考えた人は、世界中に無数にいたかもしれない。しかし、このアイデアが実現し、普及する時は今なのかもしれない。環境配慮は、あらゆる角度から待ったなしである。このスプーンの環境への負荷軽減がより細かくデータとして比較され、より多くの人たちに認知、世界中で利用されていくことを期待したい。


ウェブメディアのThe Better Indiaで取り上げられた



Bakey's:Web / Facebook


※当記事はSocial Design Newsの提供記事です





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