“豊橋の神” 中日・藤井淳志が今年も地元凱旋

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2017年04月25日 14:12  ベースボールキング

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年に一度の豊橋開催は、この男に注目!(C)KYODO NEWS IMAGES
◆ 地元で大暴れなるか!?

 25日のプロ野球はセ・パ6試合のうち5試合が屋外での開催。中日は豊橋市民球場にヤクルトを迎えての一戦に挑む。

 豊橋開催といえば、この男なしでは語れない。中日の12年目外野手・藤井淳志である。

 豊橋市の出身で、出身高も愛知県立豊橋東高校という正真正銘“豊橋で育った”男。年に1度の地元凱旋ということもあり、過去の豊橋でのゲームでは不思議な力を発揮してきた。


 まずは2014年8月5日に行われた広島戦。ここから藤井の豊橋伝説が幕を開ける。

 「7番・右翼」で先発出場した男は、延長11回に試合を決めるサヨナラ本塁打。自身プロ初となる劇的な一打を地元で放ち、チームを勝利に導いた。

 そしてその翌年、5月20日に行われた広島戦。この年の豊橋でのゲームは奇しくも藤井の34回目の誕生日に行われた。

 しかし、肝心の藤井はベンチスタート。試合も5回までに0−5と苦しい展開となる。それでも6回裏、中日打線がようやく奮起。2点を返すと、二死二塁のチャンスで代打・藤井がコール。ハッピーバースデーの演奏が響く中、フルカウントからライトへと弾き返す安打を放って1点を追加。この回一挙4得点で1点差まで迫る。

 すると7回、二死ながら二・三塁という逆転のチャンスを作ると、打順は代打からそのまま8番に入っていた藤井に回る。再び大歓声が沸き起こるなか、今村猛が投じたやや高めのボールを逆らわずに打ち返すと、打球は左中間スタンドへと消える逆転3ラン。2年連続の地元弾は、自身初のバースデー弾。チームの大逆転勝利に貢献した。


 昨年の試合では代打で1打数無安打に終わったものの、毎年豊橋での試合となると藤井への期待が高まってくる。今年も地元で大暴れとなるか、藤井淳志のバットに注目だ。


【藤井と豊橋】
<2014年>
・8月5日 vs.広島(○ 3−2)
⇒ 5打数2安打1打点
[7番・右翼] 右飛、空三振、左安、見三振、右本
☆延長11回にサヨナラ本塁打

<2015年>
・5月20日 vs.広島(○ 11−6)
⇒ 2打数2安打4打点
[代打] 右安、左本
☆代打からの途中出場で逆転3ラン

<2016年>
・5月25日 vs.DeNA(● 1−4)
⇒ 1打数無安打
[代打] 空三振

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