5日に開催された『2017 Jリーグアウォーズ』で今季のベストイレブンに選出された川崎フロンターレのMF中村憲剛が、会見で喜びを語った。
2年連続のベストイレブン受賞となった中村。昨季は個人として年間最優秀選手賞(MVP)を受賞したが、チームとしては無冠に終わった。そして迎えた今季、J1リーグ最終節で劇的な逆転優勝を果たし、念願の初タイトルを獲得した。
「昨年MVPという素晴らしい賞をもらって、あとはチームのタイトルだけでした。それを今年やっと達成できて、本当に嬉しいです」
中村はこれが通算7回目の受賞で歴代3位となった。一方で、今季のベストイレブンは11人中7人が初受賞と、フレッシュな顔ぶれとなった。だが、若い選手に負けるつもりはない。
「みんな若いし現役の日本代表ばかりですが、自分が37歳でここにいる意味っていうのは示さないといけないと思いますし、年齢は関係ないので、また来年ここに立てるように努力したいです」
Jリーグ王者として臨む来季に向けては、「チームとしてリーグ戦とACL(AFCチャンピオンズリーグ)を戦う経験を積んだので、来年は最後まで、今年の浦和(レッズ)のように粘り強く戦いたいです。個人としてもそこにしっかり貢献できるように頑張ります」と意気込んだ。