ザ・ウィークエンドがいきなりリリースしたEP『マイ・ディアー・メランコリー(My Dear Melancholy)』。1. Call Out My Name 2. Try Me 3. Wasted Times 4. I Was Never There(feat. Gesaffelstein) 5. Hurt You(feat. Gesaffelstein) 6. Privilege の順で6曲が収録されている。タイトルにメランコリーとあるように歌詞はどれもなかなか重い。「ザ・ウィークエンドとは円満に別れたの」というセレーナ・ゴメスの言葉に、「それ本当?」と疑いたくなるほどの切なさである。
交際はただ無駄な時間となってしまった―と嘆く“Wasted Times”。君の心のなかにはどうせ俺の居場所なんてなかったのさ―と嘆く“I Was Never There”。もうタイトルからして失恋の痛手を思わせる曲ばかりだ。また“Hurt You”では“アイツと一緒にいる時、目を閉じて俺のことを思い出すといい”“君に警告しているんだよ”“虚しさを埋めるために君は出会う男と次々に付き合ってしまうんだね”“もう俺と関わらないでくれ”と、フラれた男の典型的な恨み節をも感じさせる。
そして“Call Out My Name”。ここでザ・ウィークエンドは、“ひどく落ち込んでいる君を救い出してあげたよね”“君は俺に慰めを与えてくれた”“君に惚れたのは間違いだった”と歌っている。特に注目されるのが、“君を助けたくて俺は命を捧げたいとすら思ったよ。まぁ、俺は君にとってはただの「つなぎ彼氏」でしかなかったってことだよね”という部分である。ファンからは「彼もセレーナに腎臓を上げるつもりだったのでは」といった声も出ているようだ。