【アイルトン・セナの思い出】PART13:両雄並び立たず、マクラーレン時代から頻繁に対立していたセナとプロスト

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2019年05月10日 08:11  AUTOSPORT web

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1990年のF1日本GPでは、アイルトン・セナ(マクラーレン)とアラン・プロスト(フェラーリ)がレース開始直後に接触し両者リタイアに
5月1日で、レース界の伝説アイルトン・セナが死去してから25年になる。1994年のサンマリノGPの週末は酷いものだった。ローランド・ラッツェンバーガーが予選中に事故で死亡し、翌日には決勝レース中に、セナが単独クラッシュで命を失ったのだ。

 元マクラーレンの会長兼CEOのロン・デニスは、1988年から1993年にかけてマクラーレンに在籍し、3度の世界タイトルをチームにもたらしたセナについて、多くの思い出を持っている。

 これは本シリーズにおける、セナについてのデニスの13回目にして最後の談話だ。

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「アイルトンが亡くなってからずいぶん年月が経っているが、彼の遺産はいまだに人間としての彼に大きな関心が持たれていることだろう。彼には悪い面が本当になかった。一部の人たちは彼が傲慢で、あらゆるネガティブな性質を持っていたと考えているが、実際のところ彼はそうではなかった」とデニスは語った。

「彼は思いやりのある男で、チームプレイヤーだった。間違えていることがあれば、自身で認める用意があった。これはグランプリドライバーにはあまり見られない性質だ。また多くの場合、彼の競争力を自分自身でしのいでしまっていた」


 一方で当時、セナとマクラーレンのチームメイトだったアラン・プロストの間には頻繁に衝突が起きていた。

「あの時期(1988年〜1989年)は非常に難しい時期で、対処するのが困難だった。だが良い面は、並外れた競争力を持つふたりのドライバーを擁していたことだね」

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