清原果耶が触れた草刈正雄の優しさ 『なつぞら』北海道編再び

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2019年07月01日 12:01  リアルサウンド

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『なつぞら』(写真提供=NHK)

 『なつぞら』(NHK総合)第14週の初日。なつ(広瀬すず)の新たな挑戦と十勝に訪れたなつの妹・千遥(清原果耶)の姿が描かれた。


 なつと麻子(貫地谷しほり)は下山(川島明)に呼び出された。東洋動画で短編の漫画映画制作が決まり、原画の担当に抜てきされたのだ。「麻子さん! おめでとうございます」と喜ぶなつも、原画担当に抜てきされる。「一緒にやれと言われるなら、やるだけです」と淡々と答える麻子に、緊張と喜びが入り混じったような表情で「麻子さん! ありがとうございます!」と勢いよく頭を下げるなつ。顔を上げたなつの表情は、新しい挑戦に向けてワクワクしているように見える。


【参考】清原果耶が明かす、千遥登場までの裏側


 短編映画制作には監督志望の坂場(中川大志)も加わる。3人は企画を考えることになったのだが、坂場は「ここで話し合っているのも無駄じゃありませんか」と言い放った。なつと麻子は不安を覚える。


 一方、北海道の柴田牧場では1人の少女がやってくる。身分を明かさない少女を、富士子(松嶋菜々子)はなつの妹・千遥だと察した。


 千遥は柴田家のやさしさに戸惑いの表情を見せる。富士子が涙ながらに「よく来た、よく来てくれた」と話したときも、「姉には会いたくないんです」と言う千遥の心情を察した泰樹(草刈正雄)が「喋りたくないことだってある」とかばったときも、千遥は困惑していた。


 6歳のときに親戚の家を出た千遥。千遥の過去はまだ明かされていない。だが、千遥演じる清原の、家族のやさしさに戸惑う繊細な演技から、平穏な日々を送ってきたわけではないことがうかがえる。


 「今、千遥ちゃんがうちに来てるんだわ」と富士子から電話を受け、千遥が見つかったことに目を潤ませるなつの姿が印象的だ。


 なつの新たな挑戦と平行して描かれる家族の物語。兄・咲太郎(岡田将生)が見つかったときと同じく一悶着ありそうだが、3人の兄妹に幸せな日々が訪れることを願ってやまない。


(片山香帆)


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