東方神起との“熱い夏”が始まるーー新曲「ミラーズ」と「Hot Hot Hot」それぞれのポイント

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2019年07月24日 11:21  リアルサウンド

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東方神起『Hot Hot Hot / ミラーズ』(通常盤)

 長い梅雨でなかなかスッキリと晴れないこの頃。そんな憂うつな曇り空を吹き飛ばすように、7月31日に東方神起が最新両A面シングル『Hot Hot Hot/ミラーズ』をリリースする。


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 すでに7月11日より配信がスタートし、木曜ドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系)の主題歌としても、お茶の間に親しまれている「ミラーズ」は、サスペンスドラマにふさわしいスリリングな1曲。


 怪しげに鳴り響く重低音に乗せて、ユンホの説得力のある歌声が、静かに、そして着実に、ズンズンと心に迫ってくる。徐々に立ち込めていく、不穏な空気。そこに、チャンミンの突き抜けるような高音ボイスが空間を切り裂く。


 かつて、ドラマ『美しい隣人』(フジテレビ系)の主題歌として人気を博した「Why? (Keep Your Head Down)」にも通じる、2人の王道パターンの1つとも言える展開。何度も繰り返される〈ticktock ticktock ticktoguk〉のリズムが、小気味よく鳴り響き、大人の魅力全開でキレキレに踊る姿が目に浮かぶ。


 きっと、ユンホはサビ前に狙いすましたかのようにカメラを見つめてニヤリと口角を上げ、チャンミンは色気たっぷりに前髪を搔き上げて、流し目をしてくれるのではないか。そして“炎の特効が似合いそうだ“などと、ついライブで披露する2人を想像するのが楽しい。


 一方、「Hot Hot Hot」はダークな雰囲気の「ミラーズ」とは打って変わって、爽やかなサマーソング。この表現力の幅広さも、東方神起ならではの持ち味だ。7月19日には、avexの公式YouTubeにて、Music VideoのフルVerが公開されており、その弾けるような笑顔が眩しい仕上がりに。


 コント調に進むコミカルなMV。そして、本作の最大の特徴とも言えるのが、サビの〈Ho-Ho-Ho-Ho-Hot〉に合わせて、ファンもすぐに真似できそうな手振りがあること。両手を前にしてプッシュしたり、親指と人差し指、小指を立てた手を目の横で添えたり。そして〈シャツを脱ぎ捨てるように〉のタイミングで、左手を水平に&右手を縦に構えて、ファンにはおなじみのWe are“T”のポーズも。


 ユンホの〈Na-Na-Na-Na-Na〉に続いて〈Party all night〉とチャンミンがかけ合う部分も、大海原のごとく器の広いユンホと、そこで遊ぶ人々を盛り上げる波のようなチャンミンといった雰囲気。2人の相性の良さ、絶妙なバランスを感じさせて微笑ましい。かと思えばパートが逆になると、いつもどこか冷静なチャンミンと、ライブで少年のようにハシャぐユンホを彷彿とさせるから、つい頬が緩んでしまう。


 そんな見ても楽しい、一緒に踊っても楽しい「Hot Hot Hot」は、7月24日放送の『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)で、テレビ初披露される。老若男女問わずビーチに集まった多くの人たちと歌い踊ったMVのように、ステージには日向坂46のメンバーも参加。フレッシュな面々との競演で、東方神起のキュートな部分がさらに引き出されるのではないかと期待が高まる一方だ。


 『日テレRESORT seazoo2019』のテーマソングにも起用され、この夏を盛り上げる1曲となること間違いなしの「Hot Hot Hot」。そして、ドラマと共に毎週私たちを楽しませてくれる「ミラーズ」。東方神起と私たちの熱い夏が、毎年彼らがくれる世界一の夏が始まる。(佐藤結衣)


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