稲垣来泉の笑顔が三浦春馬の救いに 『TWO WEEKS』途絶えることのない希望

0

2019年08月07日 06:11  リアルサウンド

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

リアルサウンド

『TWO WEEKS』(c)カンテレ

 8月6日に放送された火曜ドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系)第4話は、結城(三浦春馬)の優しさが仇となる展開に。しかし結城の夢の中に現れるはな(稲垣来泉)の姿や、病院ではなが見せた笑顔が、逃亡を続ける結城の希望であることに変わりはない。


 前週に放送された第3話で、無実の手がかりとなるデジカメをサトル(森永悠希)に持ってくるよう依頼した結城。しかし待ち合わせ場所で結城が目にしたのは、サトルの変わり果てた姿だった。


【写真】結城演じる三浦春馬


 結城は有馬(三浦貴大)にも灰谷(磯村勇斗)にも追われる。デジカメの行方も分からず、サトルを殺した犯人として指名手配され途方に暮れるが、そんな状況でも困っている人を見過ごせなかった。


 一夜を過ごした公園で、若者から暴行を受けている春川(柿澤勇人)を助けた結城。一度はその場から立ち去ろうとするが、自然と足を止めてしまうのが結城の優しさだ。しかし、その瞬間の三浦の表情からは、「逃げなければ」という思いと「助けなければ」という思いの間で葛藤する結城の心境が伝わってくる。


 春川は結城の正体を知っても、必要以上に詮索しようとはしなかった。正体を知られた結城は、はじめこそ強く警戒するが、春川から離島へ行くフェリーの搭乗券を手渡される。結城の感情が、「怯え」から「安堵」に変化する様子が三浦の目つきから伝わってくる。


 しかし、春川は警察に結城の居場所を教えていた。警察から逃げる中、春川の姿を見つけた結城の表情は激しく歪む。一方、柿澤は実に楽しそうな表情で逃げ惑う結城を撮影していた。恩を仇で返す春川の姿に失望した視聴者も少なくないだろう。


 SNS上では、緊迫するシーンが続く今作唯一の癒やしとして、はなとのシーンが毎回話題に上がっている。はなを演じる稲垣の笑顔には「可愛い」「天使」といったコメントが並び、結城だけでなく視聴者をも癒やしているようだ。


 ドラマ終盤、すみれ(比嘉愛未)とはなの存在が柴崎(高嶋政伸)に知られてしまった。そして、結城自身も有馬に撃たれるという危機的状況に。波乱の展開はまだまだ続きそうだ。


(片山香帆)


    ニュース設定