狂乱のパーティー地獄、ギャスパー・ノエ『CLIMAX』予告編、塚本晋也も応援

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2019年08月08日 19:20  CINRA.NET

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『CLIMAX クライマックス』第2弾ポスタービジュアル ©2018 RECTANGLE PRODUCTIONS-WILD BUNCH-LES CINEMAS DE LA ZONE-ESKWAD-KNM-ARTE FRANCE CINEMA-ARTEMIS PRODUCTIONS
ギャスパー・ノエ監督のR18+指定映画『CLIMAX クライマックス』の予告編と第2弾ポスタービジュアルが公開された。

全編を通して長まわしで撮影された同作は、著名な振付家に選ばれた22人のダンサーが、リハーサル後の打ち上げパーティーで浴びるように飲んだサングリアにLSDが混入しており、次第に我を忘れトランス状態に堕ちていく様を描いた作品。出演者はソフィア・ブテラ以外は演技経験のないプロのダンサーとなる。劇中ではDaft Punk、The Rolling Stones、Cerrone、Aphex Twinらの楽曲を仕様。公開は11月1日。

予告編では「成功するために何でもする覚悟はある?」といったダンサーへのインタビューや、「97分堕ちまくれ」というテロップ、サングリアを飲んだダンサーたちが踊り狂う様子、叫びだす者、排水管に抱きつく者、笑いながら自傷行為をする者の姿などが確認できる。

ポスタービジュアルには「鮮烈に、堕ちる」というコピーと共に、トランス状態に堕ちたダンサーたちの姿が写し出されている。さらに今回の発表とあわせてノエ監督と親交の深い塚本晋也からのコメントも到着した。

■塚本晋也のコメント
ギャスパーがまたやってくれた。タイトル通りクライマックスに向かって振り切れている。恐怖を感じる。逃げ出したいくらいに。
しかし、ギャスパーの完璧な映像感覚と音響感覚はいつも厳格で精密、卑俗と高尚が激突し、片時も目が離せない。
そして背景にはギャスパーのいたずらっぽく笑う顔がいつも見え隠れする。海外に映画を持っていくようになったとき初めて会った監督が、ギャスパーだ。
あれから30年近く経つのに、いつもギャスパーは、純粋で自由だ。その自由さを見て、自分もまた、まだまだやってやる。と励まされるのだ。
クライマックス。五感と肉体をフルに使わされる映画だ。
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