人気シンガー兼女優のジェニファー・ロペスが、このほど『Vanity Fair』誌の特集インタビューのなかで“死ぬまでに達成したいこと”を明かした。欲しいものを何でも手に入れられるだけの財力やコネクションを持つジェニファーだが、その“願望”とは…。
昨年の映画『ハスラーズ(原題:Hustlers)』できわどい衣装をまとい、見事にストリッパー役を演じきったジェニファー・ロペス。女優として一皮剥けたジェニファーはその演技力が広く評価され、「新境地を開いた」「オスカー候補か?」ともっぱらの評判であった。しかし第77回ゴールデングローブ賞では助演女優賞にノミネートされるも惜しくも受賞を逃し、第92回アカデミー賞では候補にすら挙がることはなかった。
賞レースではすっかり“落選組”のレッテルを貼られてしまった感のあるジェニファーだが、昨年の目覚しい活躍はしっかり認められたもよう。このほど『Vanity Fair』誌による年に1度の人気企画「ハリウッド特集」でジェニファーは表紙を飾っている。さらに同誌のインタビューでは“死ぬまでに達成したいこと”についても明かしており、その回答が興味深い。
“死ぬまでに達成したいこと”をリスト化したものを“バケット・リスト”と呼ぶが、自身のリストについてジェニファーは次のように述べている。
「アメリカ以外の国に住んでみたいわ。イタリアの小さな街とか、地球の反対側、バリなんかいいかも」
「今よりずっとシンプルで、もっとオーガニックなライフスタイルの人生を送ってみたい」
「自転車に乗ってパンを買いに行って、それをカゴに入れて家に帰るの。パンにはジェリー(果汁に砂糖を加えてジャム状に固めたもの)を塗って食べるわ」
「絵を描いたり、オリーブかオークの木が見える場所で、ロッキングチェアーに揺られながらその香りを楽しめたら素敵ね」
まるで映画のワンシーンを思い浮かべるかのように妄想を膨らませるジェニファーだが、一般人にとってはどれもハードルの低そうな実現可能なものばかりだ。“死ぬまでに達成したいこと”というよりも、むしろジェニファーの“空想の世界”の話のようで、本人も「こういうのに憧れちゃう」と明かすのであった。
誰にも気付かれることなく、ごくありきたりな日常を送ってみたいというのはビッグなセレブにありがちな願望だが、ジェニファーはだからといって現在のライフスタイルに不満を持っているわけではなく、昨年12月の『PEOPLE』誌のインタビューでは、
「(昨年は)自分のキャリア史上、最高の一年だった」
「今の自分が一番心地よく、かつパワフルだと感じている」
と公私ともに恵まれた自身の人生に感謝の気持ちを表現していた。
華やかなショービズの世界で第一線を走り続ける“ディーバ”ジェニファー・ロペス。そんな彼女の“バケット・リスト”は驚くほどシンプルで、そこには少女のような“空想”の世界が広がっていた。
画像は『Vanity Fair 2020年1月13日付Instagram「The 26th Vanity Fair Hollywood Issue is here.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)