米時間16日、ジョニー・デップ(56)が自身の公式インスタグラムを開設した。ジョニーはこの日、写真と動画を投稿したが翌日には早くもフォロワーが260万人を突破した。8分にわたる動画では、自己隔離する人々へのメッセージやジェフ・ベックとコラボしたジョン・レノンの名曲『Isolation(孤独)』について語っている。
【この記事の動画を見る】
最初に投稿したのは、ジョニー・デップが古城の地下室のような場所でベンチに座る姿だ。石造りの壁と大きな木樽、床には赤いカーペットが敷かれ、テーブルいっぱいに並んだキャンドルが暗い室内を灯すなど古いホラー映画を思わせるゴシックな雰囲気だ。写真にはこのような言葉を添えている。
「みなさん、こんにちは。今、皆のために撮影をしてて、ちょっとだけ待ってくれるかな。」
初投稿には、米ロックバンド「エアロスミス」のジョー・ペリーや米ロックシンガーのアリス・クーパー、ジョニー・デップらが参加するバンド「ハリウッド・ヴァンパイアーズ」の公式アカウントが絵文字で反応し、かつて「ウエスト・メンフィス3殺人事件」の容疑者とされ、ジョニーが釈放支援活動をしたダミアン・エコールズさんも絵文字を送っている。
さらに4時間後、ジョニーは8分間の動画を公開した。
「ソーシャルメディアの世界において、これが初めての経験となります。全くの未経験だけど、これまで特に理由を感じたこともなかった」と挨拶、新型コロナウイルスの感染拡大によって生活が一変してしまった人々への思いを伝えた。
「この目に見えない敵の脅威は、すでに計り知れない悲劇と人々の生活に甚大な被害をもたらしています。」
そして退屈になりがちな自宅待機中には、クリエイティブな活動をしたり、困っている人をケアしようと提案した。
「誰かの一日を明るくできるなら、何でもいい。絵を描く、読む、考える、学ぶ、動画を撮る、楽器を演奏する。できないなら学んでみよう。」
続いて英ギタリストのジェフ・ベックとコラボした楽曲『Isolation(孤独)』について語った。ジョン・レノンが1970年に発表した名曲をカバーしたものだ。
「この曲は、孤独、恐怖、そして僕らの世界に対する存在危機について歌っている。だから、みんなに届けたかった。」
「小さなことだが、僕達はこの曲によって、みんなが経験している異常な時間を乗り越える手助けになればと願ってる。自己隔離中の暇つぶしになるだけでも良いんだ。」
動画の最後にジョニー・デップは、カメラに向かってこう述べている。
「お別れする前に、個人的な気持ちを伝えたい。ここ数年間にわたる皆さんの優しさと揺るぎないサポート、そして強さに感謝します。」
画像2枚目は『Johnny Depp 2020年4月16日付Instagram「Hello everyone...」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)