『ベヨネッタ＆ヴァンキッシュ』発売　3Dアクション＆TPSの名作が1本にまとまって新登場

　セガゲームスは5月28日、PS4用ソフト『BAYONETTA&VANQUISH』（以下ベヨネッタ&ヴァンキッシュ）を発売した。

（参考：ハクスラが楽しい『Minecraft DUNGEONS』発売　マイクラの世界観で描かれるマルチプレイ対応アクションアドベンチャー）

・名作アクションゲームがダブルで楽しめる
　本作はセガゲームスが過去に発売したアクションゲーム2作品をリマスターし、1本のタイトルにまとめた2in1パッケージ。内容物は2009年10月に発売された『ベヨネッタ』と2010年10月リリースの『ヴァンキッシュ』で、両作品ともグラフィック解像度およびフレームレートがオリジナル版より改善されている。ストーリーや基本的なゲームシステムに違いはないが、一部ボイスへの対応やDLC専用のアイテム類が最初から使えるようになったりと、幾つかの仕様も変更されている模様。発売から10年近く経った今もなお人気の高い2作品を、この機会に体験してみてはいかがだろうか。

各作品の仕様変更
・ベヨネッタ：日本語ボイスと英語ボイスを選択可能
・ヴァンキッシュ：DLC専用武器をゲーム内に追加

絶頂感に酔いしれる『ベヨネッタ』
■https://youtu.be/qEX7MOSjMOU

　艷やかな黒髪に理知的な黒縁メガネ、ヒールと合わせて2m近い体躯、そして異界から凶暴な魔獣を使役する戦闘力……。タイトル名にもなっている本作の主人公『ベヨネッタ』は、天界より地上へ舞い降りた「天使」を飄々と狩り続ける魅惑の魔女。両手両足に取り付けた銃器を駆使する「バレットアーツ」と、食欲旺盛な魔獣を呼び出す「ウィケッドウィーブ」で、軽口を叩く間に敵を葬り去る。プレイヤーは彼女を操作するうち、「絶頂感がブッ続く」（リリース当時のキャッチコピー）に見合った爽快感とカタルシスを得られるはずだ。

　華麗なアクションを裏付ける所以は、ボタン連打で発動するコンボ攻撃。強弱のついた打撃に加え、弾丸を打ち出す射撃アクションを取り入れることで、一辺倒に殴るだけでは実現できない連撃を生み出せる。また、敵の動作スピードを極端に遅くする「ウィッチタイム」も重要だ。敵の攻撃をギリギリまで誘って身をかわし、無防備な天使たちにコンボ攻撃をお見舞い。最後はウィケットウィーブの遠慮ない一撃でトドメを刺し、魔女でしかなし得ない”∞クライマックス・アクション”に酔いしれよう。

・映画顔負けのアクションシューティング『ヴァンキッシュ』
　『ベヨネッタ』が現代とファンタジー要素の入り混じった世界だとすれば、『ヴァンキッシュ』は近未来を彷彿とさせるアクション映画テイスト満載のSFシューターだ。DARPA（国防高等研究計画局）に所属する「サム・ギデオン」は、クーデターを企てる組織に奪われたスペースコロニーを取り戻すため、鋼鉄よりも硬いバトルスーツに身を包み、無慈悲な機動兵器で溢れかえった戦場に赴く。身体感覚を鋭敏化する「ARモード」を使い、敵ロボットに銃弾の雨を叩き込もう。

　特筆すべきポイントは、何と言ってもド派手なアクション。コントローラーを握っているプレイヤー本人が「カッコいい！」と叫びたくなるほど、実に様々なモーションが用意されている。ゲーム自体はTPS（サードパーソンシューター）だが、回避やブーストといったアクションのおかげで、かなりスタイリッシュな戦闘が楽しめるはずだ。上述のARモードと組み合わせれば、アクション映画も顔負けの大立ち回りも演じられる。こうした高いアクション性を担保する一方、必ずしも複雑な操作を求められるわけでもない。「撃ちながらあれこれボタンを押せるか不安……」といった初心者でも、ARモード中にオート射撃が有効になるカジュアル難易度を選択することで、安心して楽しめるだろう。

　2本の名作アクションゲームを一つにまとめた『BAYONETTA&VANQUISH』は、PS4向けに5月28日より発売中だ。

（龍田優貴）