角田裕毅、「前のクルマに追いついてダウンフォースが抜けてしまった。レースはとにかく攻めて走る」/FIA-F2第11戦予選

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2020年11月28日 13:21  AUTOSPORT web

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2020年FIA-F2第11戦バーレーン 角田裕毅(カーリン)
バーレーンで行われた2020年FIA-F2第11戦のフリー走行では総合3番手とまずまずの速さを見せ、「いい感触を持てた」と語る角田裕毅(カーリン)。しかし予選では最初のアタックでスピンを喫し、再発進できず。最後尾グリッドという最悪の予選結果になってしまった。

 それでも角田は土曜日のフィーチャーレースに向けて、「タイヤがどこまで厳しいかわかりませんが、とにかく追い上げるだけです」と、決意を語っていた。

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──予選は残念な結果になってしまいました。

角田裕毅(以下、角田):その前のフリー走行は、ペースはわりといいかなという感触を持って走り終えることができていました。赤旗が何度も出たりして、事前にプランしたレースに向けてのロングランまでは行きつけませんでしたけど。

 予選は前を行くチームメイトと十分間隔を開けて行ったのですが、プッシュし始めたらセクター2までに思った以上に間隔が詰まってしまいました。それでターン12の高速コーナーでダウンフォースが抜けて、スナップ(オーバーステア)が出た。縁石に乗って亀状態になってしまって、ただその時点ではまだエンジンは回っていました。

 その時、2速だったのを、発進の際に1速にしようとしてシフトダウンした瞬間に、エンジンが止まってしまいました。余裕でコース復帰できたはずが、なぜかストールしてしまって、予選終了でした。

──普通にアタックできていれば、どれぐらいの位置に行ける感触を持っていましたか。

角田:トップ3には行けたと思っています。

──前のクルマに追いついてダウンフォースが抜けたとのことでしたが、自分のなかでプッシュしすぎたという思いは?

角田:それはない。ないです。

──先行車に、くっつきすぎただけ?

角田:くっつきすぎたというか、追いついたという感じです。しっかり間合いをとっていたのですが、ダウンフォースが抜ける距離まで入ってしまいました。

──ターン12は、普通はイン側の縁石はあまり使わない印象です。角田選手はそこを使ってましたが、その影響もありましたか?

角田:使っていました? 覚えていないです。

──イン側に乗っていたので、それでスナップが出たのかなと思いました。あくまで映像を見ただけの印象ですが。

角田:う〜ん、ちょっと覚えていないです。

──今回はタイヤ面では、リヤに厳しい傾向があるように思えます。レースに向けては、どんな走りをイメージしていますか。

角田:レースはとにかく、追い上げるしかないと思ってます。タイヤがどこまで厳しいかわかりませんが、追い上げるだけです。

──戦略的にはチームメイトと逆をいくと思いますが、タイヤに厳しい展開になった方が順位を上げるチャンスも大きいのでは?

角田:いや、戦略も特に逆を行こうとは思ってません。ペースはあるので、基本はプライム→オプションで行くつもりです。まだ完全には、決めてませんけど。

──ここはオーバーテイクがある程度できるサーキットですね。

角田:はい。それができればと。レースペースは確認できなかったので、実際にどうなるかは走ってみないとわかりませんけど、とにかく、攻めて走ります。

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