SDGsの17の目標の中で、最も多くの人が興味を持っているものはどれ?

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2021年10月26日 09:51  マイナビニュース

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クラダシは10月22日、「SDGsに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は9月2日〜10日、全国の「KURADASHI」会員男女5,613名を対象に、インターネットで実施した。


「SDGs」を知っているか尋ねたところ、73.8%が「よく知っている」「まあ知っている」と回答した。



「SDGs」の認知率について年代別で見ると、「よく知っている」と答えた割合が20%を超えたのは、20歳〜29歳と70歳以上だった。19歳以下を除く各年代で「よく知っている」「まあ知っている」の合計が70%を超えていることから、「SDGs」への認識は各世代へ概ね広がっていると考えられる。



興味を持っているSDGsの目標について尋ねると、最も多かったのが「2.飢餓をゼロに」で50%を超えた。50%を超えたのは「2.飢餓をゼロに」「1.貧困をなくそう」で、その他の項目では「健康」「自然環境」に関する目標に興味を持っている人が多い傾向にある。目標の中で興味を持っている人が一番多い「2.飢餓をゼロに」と、一番少ない「17.パートナーシップで目標を達成しよう」には、約40%もの差があり、興味に偏りがあることもわかった。


年代別に興味を持っているSDGsの目標を分析すると、「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「13.気候変動に具体的な対策を」の2つは、年代が上がるにつれて高くなっている。また、興味を持っている割合がもっとも低い20歳〜29歳の結果と、興味を持っている割合がもっとも高い70歳以上の結果には約25%もの差が出た。年代が高い人ほど、エネルギーや環境問題に対しての問題意識が強いと推察される。

「5.ジェンダー平等を実現しよう」では20歳〜29歳の42.3%が興味を持っており、もっとも高い数値となった。しかし、年代が上がるにつれて興味を持っている割合は低く、70歳以上では27.9%となっている。



サービスや製品を購入する際、SDGsはその選択に影響するか尋ねると、57.2%が「とても影響する」「まあ影響する」と答えた。「あまり影響しない」「まったく影響しない」方の合計は31.1%となっている。


年代別に見ると、「とても影響する」「まあ影響する」の合計が50%を下回ったのは19歳以下と20歳〜29歳で、若い世代ほどSDGsは製品やサービスの購入には影響しない傾向にあることがわかった。反対に年代が上がるにつれて「まあ影響する」という回答が増えており、年代が上がるほどSDGsが製品やサービスの購入に与える影響が大きくなると考えられる。



SDGs推進のために取り組んでいることがあるか聞くと49.7%が「どちらともいえない」と答えた。前項で「SDGsをよく知っている」「まあ知っている」は70%を超えていたが、SDGs推進のために取り組んでいることが「ある」人は27%にとどまっている。SDGsを「知っている」が「そのために取り組めていない」という人が多かった。


年代別に、SDGs推進のための取り組みを聞くと、年代が上がるにつれて、取り組む人の割合が多くなる傾向がみられた。一方で「どちらともいえない」割合も20歳〜29歳から60歳〜69歳にかけて多くなっている。20歳〜29歳でSDGs推進のために取り組んでいることが「ない」と回答した割合は、60歳〜69歳の約2倍で、「SDGs」への認知は世代間で大きな差はないが、その取り組みには年代により大きな差があることがわかった。



SDGs推進のための取り組みを「している」と回答した人に、具体的な内容について聞くと、「エコバッグを持ち歩く」「家庭内フードロスを減らすために冷凍したり、賞味期限の近い商品を購入する」「衣類は必要なものだけ購入し、着なくなったものはリサイクルショップ等へ持ち込む」「フェアトレード商品を積極的に購入する」「使い捨てのプラスチック製のストローやフォーク、包装の使用を減らす」などの声が挙がった。(フォルサ)

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  • 「イケメンは正義」とか宣ってるルッキズム思想主義者がいる限りSDGsとか100万年経っても無理やで
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