好不調の波はあったものの…巨人のブルペンを1年間支えた高梨雄平

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2021年12月23日 08:14  ベースボールキング

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巨人・高梨 (C) Kyodo News
昨季楽天とのトレードで巨人に加入した高梨雄平は移籍2年目となった今季、前年の防御率1.93から3.69となってしまったが、55試合に登板して救援陣を支えた。

 5月26日の楽天戦では、5−2の8回一死満塁の場面でマウンドに上がり、島内宏明を左飛に仕留めると、岡島豪郎を三ゴロに打ち取り、このピンチを0で切り抜けた。原辰徳監督は試合後、高梨の投球について「古巣を相手に投げるということは、いろいろな心境があると思うけれど、そのなかでしっかりと役割を果たしてくれました」と評価した。

 さらに8月18日のヤクルト戦では逆転した直後の3−2の7回に登板し、代打・内川聖一をスライダーで空振り三振に仕留めると、続く塩見泰隆も空振り三振、最後は青木宣親も空振り三振と三者三振に打ち取ったということもあった。

 同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト−巨人戦』で解説を務めた田尾安志氏は、内川を三振に仕留めたスライダーに「ナイスボールでしたね。外のスライダー、ボールゾーンからストライクゾーンというね。手から離れたときには、ボールだと思うんですよね」と話し、「高梨は良いですね。まっすぐも走っているし、変化球もキレているし、なかなか難しいですよ」と絶賛した。

 ただ、今季の高梨は3・4月(0.00)、5月(1.17)、6月(1.69)、8月(1.59)と安定した防御率も、7月(16.20)と10月(10.38)は打ち込まれるなど、来季はシーズン通して安定した投球を見せて欲しいところだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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