ヤヨイさんにたくさん話しかけ、精いっぱいメイちゃんを可愛がりました。3人が帰ったあと、気を遣い過ぎてドッと疲れたのを覚えています。私の正直な思いを言うと……メイちゃんは自分とは血のつながらない孫で、他人でしかありません。子どもには罪はないと思うけれど、無条件で溺愛するのは難しいと感じました。頭では可愛がってやらないと、と思っていても態度に出そうになります。
その年のお正月。ジュンはヤヨイさんとメイちゃんを連れて新年の挨拶をしにきました。すると挨拶に来ていた親戚から……。
三が日が過ぎ、そろそろ正月気分から抜け出す頃。ジュンから電話がかかってきました。
息子が選んだ人なのだから、ヤヨイさんの事情を受け止めてやらなくては、と思う気持ちは私にだってあるのです。ジュンとヤヨイさんの姿勢をこれからよく見定めたいと思います。
【第4話】に続く。
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