【10大ニュース】傑作? 問題作? 「ポニョ」をどう「読む」

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2008年12月25日 15:00  mixiニュース

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2008年10大ニュース ゲーム・アニメ

 ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、さかなのこー♪ 思わず口ずさみたくなってしまう主題歌でもお馴染み、スタジオジブリの映画「崖の上のポニョ」。2004年の「ハウルの動く城」から4年ぶりとなる、巨匠・宮崎駿監督の長編アニメーション映画だ。  アンデルセンの「人魚物語」をモチーフに、人間になることを願う魚の子・ポニョと、5歳の少年・宗介を主人公に据えた、愛と冒険の物語。素朴な絵柄や無邪気な主題歌にも表れているように、「5歳の子どもにもわかってもらえる話を」と、シンプルな筋立てや躍動感溢れるアニメーションにこだわって制作された。  長年のパートナーである鈴木敏夫プロデューサーが「傑作」と絶賛。一方、宮崎監督は、試写の際に子役の声優が落ち着かない様子を見せたり、イベントでの子どもの反応が薄かったことなどから、公開に不安を抱いていたという。しかし、7月19日に全国公開がスタートすると、わずか31日で興行収入100億円を突破。「ハウル」や「もののけ姫」を上回るハイペースで大ヒットを記録した。  観客の反応は賛否両論だ。「まっすぐに宗介を思うポニョが可愛い」「子ども心を取り戻せた」と、シンプルなストーリーに満足するファンもいれば、「展開が説明不足で観客が置き去りにされる」「何が言いたいのか分からない」などの否定的な意見も噴出。マスコミやネットで「ポニョ論争」が巻き起こり、「ポニョ」は批評という崖の上にさらされることとなった。  ヒット作品を飛ばし続ける、スタジオジブリと宮崎駿監督。様々な批判をも産んだ「ポニョ論争」は、アニメ界の巨人に対する、期待の高さの表れとも言えるだろう。「崖の上のポニョ」あなたはどう感じましたか?

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