広島打線の勢いに飲まれたDeNA… 連日の大敗も指揮官は打線に活路

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2022年03月26日 19:22  ベースボールキング

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ベースボールキング

DeNA 三浦大輔監督
● DeNA 5 − 10 広島 ○
<2回戦・横浜>

 DeNAは開幕戦大勝の勢いに乗るカープ打線を止められず、連日の大敗を喫した。

 オープン戦絶好調だった大貫晋一をマウンドへ送ったが、立ち上がりから勢いに飲まれてしまった。

 初回、二死二塁から松山竜平に左前適時打を打たれ2試合連続で先制を許すと、3回は二塁手・牧秀悟の失策が絡み2失点目。4回は二死無走者から四球と内野安打で走者を溜め、「9番・投手」の森下暢仁に2点適時打を浴びてしまった。

 味方打線が2点を返した直後の2−4で迎えた5回は、イニング先頭の2番・菊池涼介に左翼席へソロホームランを放り込まれ、再び広島の攻勢ムードに。3番・小園海斗に右中間三塁打、続く松山に四球を与え無死一・三塁となったところで、投手交代が告げられた。

 大貫の今季初登板は4回0/3で79球、被安打7、与四球2、失点7(自責6)でノックアウト。「試合を作れず、またイニングの途中でマウンドを降りることになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」とうなだれた。

 打線は、プロ入り以来横浜スタジアム無敗の森下の前に、牧のタイムリーなどで3点を返すのがやっと。7点ビハインドの最終回にドラ6ルーキー・松本竜也を攻め立てたが、中盤の大量失点が最後まで重くのしかかった。

 広島の森下はストライク先行でゾーンで勝負する投球。攻撃では積極的な走塁にバントなどの小技、守備でも菊池を筆頭に堅守を見せるなど、ベイスターズの目指す野球を見せつけられたようなゲーム内容は、なんとも皮肉に映った。


◆ 三浦監督は苦言「投手に3安打では…」

 2戦合計31安打21失点と、赤ヘル打線にやりたい放題やられた開幕2連敗に、三浦大輔監督は「昨日と同じような試合。打たれすぎですね」と第一声。

 この日は相手先発の森下に3安打3打点と打ち込まれ、「投手に3安打では流れも悪くなる。投手も一打者ですが、3本は打たれすぎです。切れるところで切らないといけないですし、リズムに乗れるところで乗っていかないといけないですし。試合の流れがチグハグだったと思います。(点を)取ってもすぐ取られていてはリズムも掴めない」と先発の大貫に苦言を呈した。

 それでも、打線については「(森下は)良い投手なのでそう簡単に点は取れないところ、なんとか食らいつきながら得点はできてますし、ヒットも出ている。中盤で(点差を)離されてしまうと淡白になりがちなところを、しっかりと集中して攻撃ができている」と諦めない姿勢を評価した。

 「きょう勝つためにどうするか」とスタメンにも手を加え、倉本寿彦と大和をラインナップ。「なにか流れを変えるために常にベンチで考え」途中で捕手を伊藤光から戸柱恭孝に代えるなど策を練り続けた。

 開幕3戦目の予告先発は坂本裕哉(DeNA)と遠藤淳志(広島)。明日こそ嫌な流れを断ち切り、横浜スタジアムに集まるベイスターズファンに勝利を届けたい。


取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

このニュースに関するつぶやき

  • どうせなら勝ったカープ目線の記事にしろよ。なんで負けたサイドの目線で記事にするのかいつも疑問に思うのよな
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