スペイン代表MFガビ(バルセロナ)が、同代表史上最年少ゴール記録を更新した。
スペイン代表は5日に行われたUEFAネーションズリーグ第2節でスイス代表と対戦。先発出場したガビは0−1で迎えた45+3分、ペナルティエリア内でパスを受けると、左足でネットを揺らし、同点弾を挙げた。スペインはその後、66分に勝ち越しゴールを奪われたものの、90分にイニゴ・マルティネスのゴールで再び追いつき、試合は2−2のドローで終わった。
昨年10月に17歳62日で史上最年少となるスペイン代表デビューを果たしていたガビは、通算8試合目の出場にしてこれが代表初ゴールに。データサイト『OPTA』によると、17歳304日で同代表初ゴールを記録した同選手は、2020年9月にアンス・ファティ(バルセロナ)が17歳311で記録していたスペイン代表の史上最年少ゴール記録を7日上回り、史上最年少記録を樹立した。
試合後、スペイン代表のルイス・エンリケ監督は「彼(ガビ)はまだ我々の絶対的な選手ではない。代表チームで確実に欠かせない選手は数人しかいない。でも、それがこのチームが持っているクオリティということだと思う。絶対的な選手はいない。誰もが貢献できるし、みんなにプレーするチャンスがある。40人から45人の選手がチームを助けてくれている」と語った一方で、次のようにガビを絶賛した。
「でも、ガビについては思っていることがある。それはもしかしたら、もう何年も知っているからかもしれない。スペインサッカー界でもまだそんなに知られている選手ではない。彼をよく知っている人だとしてもね。なぜなら、ガビはただ走るだけではなく、戦うことができ、守備面もトップレベルで、ボールの扱い方や攻撃面での貢献度も特別なものがある。8番としてライン間でボールを受けることもできるし、最終ラインに対して身体を使うこともできる。最後のパスを出すこともできるし、得点も決めることもできる。両足でゴールを奪い、ヘディングも使えて、フィジカルも傑出している。18歳にしてはとても特異な選手だ」