チェルシーが、マンチェスター・Cに所属するイングランド代表FWラヒーム・スターリングに関心を示しているようだ。9日、イギリス紙『テレグラフ』など複数メディアが伝えている。
現在27歳のスターリングは、2012年3月にリヴァプールでプロデビューを飾った。2015年夏、当時のイングランド人史上最高額となる移籍金4900万ポンド(当時レートで約94億円)でマンチェスター・Cへと完全移籍。同クラブでは公式戦通算339試合の出場で131ゴール95アシストを記録し、4度のプレミアリーグ優勝や5度のリーグカップ優勝などに貢献している。
現行契約が2023年6月30日までとなっているスターリングだが、昨シーズンは確実なスタメンとして起用されなかった上に、今夏からはすでにノルウェー代表FWアーリング・ハーランドとアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスがマンチェスター・Cに加入することが決定しており、ポジション争いはさらに熾烈なものになることが予想されている。このような状況からスターリングは同クラブから離れることを検討しているようだ。
そんなスターリングに対し、新オーナーが就任したチェルシーが関心を寄せている模様で、トーマス・トゥヘル監督も獲得を要望していることが報じられている。一方、マンチェスター・Cとしては同選手を海外のクラブに売却することを望んでいるものの、希望している6000万ポンド(約100億円)相当の移籍金を支払えるクラブは限られているため、チェルシー移籍の可能性は残されているという。
なお、スターリングにはチェルシーのほかに、アーセナルやレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードなども関心を示していることが明らかになっている。争奪戦となっているようだが、果たして新体制となったチェルシーは同選手を獲得することはできるのだろうか。