<無理させているだけ?>小さい子どもを連れてのお出かけ。覚えていなくても意味がある?

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2022年08月17日 23:20  ママスタジアム

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家族揃っての旅行やお出かけは、お子さんがまだ小さくてもしている(していた)でしょうか?
『子どもが小さいうちは、出かけても覚えていないから無意味って聞くけど、どう? 覚えていなくても、行くことによって感性が豊かになりそうじゃない? 動物園や水族館、旅行とか』
ママスタコミュニティに寄せられた投稿です。「子どもが小さいうち」の具体的な年齢は書かれていませんが、記憶に残らないほどの年齢となると、乳児から就学前(6歳くらいまで)のお子さんを想定しているのでしょうか。

投稿者さんは、「覚えていなくても感性が豊かになりそう」と、小さな子どもを連れての外出には肯定的のよう。ママたちはどう考えるのでしょうか。

親の希望優先で振り回すのは……

『赤ちゃん連れで、テーマパークで丸一日過ごすのとかはちょっと……。子どもに負担でしかない』
『大人しか楽しめないお出かけ(ショッピングモールでの買い物や、子どもが自由にできない美術館とか)は大人が楽しみたいだけで、子どもにとっては退屈でしかないんじゃないかと思う』
まず寄せられたのは、小さな子どもを親の希望で振り回すのは子どもにとって負担、と警鐘を鳴らす声でした。たしかに真夏でも真冬でも、テーマパークでは小さなお子さんを連れた家族の姿を見かけます。こまめに休憩を取ったり、お昼寝の時間を確保したりするなど、子どもの生活リズムを守りつつ過ごせるのであれば、他人がとやかくいうことではないでしょう。けれどつい夢中になって、親の都合で振り回してしまうようであれば? 今は行くとき、行く場所ではないかもしれませんね。
『実際、ちっとも覚えていないし、どうせ行くなら3歳過ぎてからのほうがいいよ』
こちらは「記憶に残らないうちは行く必要はなし!」と断言するコメントです。同じように、「小さいうちは、わざわざ遠出をしなくても、近くの公園で十分」という意見もありました。
小さな子どもにとっては、自宅近くのお散歩でも、図書館で絵本を読むのでも、十分に刺激があるでしょう。わざわざお出かけをしなくとも、親子で貴重な時間を過ごせるのかもしれません。

忘れたっていい!そのときが楽しければ



一方で「記憶に残らなくても経験が大事」と説く声も多く届きます。
『忘れたって別にいいよね。ちゃんと喜んで、はしゃいでいたんだから』
『物事に対する反応って、本人の記憶に残らない年頃が一番純粋な気がする。初めて海に行ったときのキャーって喜ぶ声や笑顔。最高だったな』
『覚えていなくても、たくさん笑って、楽しそうにしていたらそれでいい』
初めての経験を心と体で存分に受け止める子どもたち。その純粋な姿こそが大事だと考えるママたちもいます。そんな真っすぐに喜ぶ姿は、ママにとっても嬉しい記憶としていつまでも残り続けますよね。

連れて行くのは子どもの笑顔が見たいから

『初めての温泉旅行でかわいい浴衣を着てヨチヨチ歩いたり、離乳食手づかみで食べたり、家族風呂で温泉入ったり。親は楽しかったよ』
『連れて行くのは子どもの喜ぶ顔がみたいから。長男は1歳くらいから電車が好きなんだけど、はしゃぐ姿が見たくて休みのたびに電車に乗りに行ったよ。1年生の今、当時の記憶は残ってないけど、無駄だったとは全く思ってない』
お出かけをするのは、「子どもが喜ぶ姿を見たいから」とはっきり答えるママたちもいます。自己満足と言われればそうですが、これも本音でしょう。決して悪いことではありません。
『親が楽しむ姿を見るのも子どもは喜ぶんじゃない? 幸せな時間を過ごせるから』
子どもにとっても、親がニコニコと穏やかに過ごしている時間は嬉しいものですよね。

経験は感受性を育むと信じる人も



「経験は感性を育む」と投稿者さんに共感するママたちも少なくありませんでした。
『嬉しいと思ったり、すごい! とびっくりしたり、そんな「心が動く」ことが大事だと思う。新しい場所、新しいことをたくさん体験すると、知らない何かを見る、知る、聞くことに対して慣れるし、肯定的になると思う』
場所見知りや人見知りをするお子さんにとって、新しい経験はとてもエネルギーを使うことです。家族が一緒の安心した環境で、新しい経験を積めるのであれば、それに越したことはありません。その後の人生、自分ひとりで新しいことにチャレンジすることになっても、その経験が原動力となってくれるのではないでしょうか。
『記憶に残らなくても、「楽しい!」とか「すごい!」とか「こわい!」とか、そのときの感情は五感を刺激すると思う』
『前日の夜にワクワクしたり、いろいろなことにびっくりしたり。そうやって感受性が養われる気がする』
出かけた先での楽しい雰囲気は、具体的な記憶でなくとも、心の奥底に温かい記憶として残るでしょう。それが感性を養うということに繋がるのかもしれませんね。

家族共有の経験は心の財産に


小さいときのお出かけは”思い出の写真”にも大きな意味があるようです。
『大きくなって写真を見たときに、「自分はいろいろしてもらって、大切にされてきたんだな」と心が満たされるんだと思う』
『わが子たちはもう大きいけど、写真を見て「めちゃくちゃいろんなところに連れて行ってくれている」ってすごく嬉しそうにしているよ』
大きくなってから写真を見返すことで、自分がいかに愛されてきたことを知る。「子どもが覚えていなくても、家族で写真を見ながら、思い出話ができるのは嬉しい」とコメントした人たちも多くいました。家族共有の思い出はいくつあっても多すぎることはないですよね。

子どものために、と思って計画したことも、じつは親にとって幸せな経験だったということも多々あります。
『親が家族としての時間を楽しむだけでもいいと思う。子どもと一緒にいられる貴重な時間として思い出を作るのって尊いよ』
いずれは親元を巣立っていく子どもたち。家族で一緒に経験した思い出は、家族の誰にとっても心の財産になるのではないでしょうか。そう考えると小さい子どもを連れてのお出かけは「十分に意味がある」といえそうです。

文・すずらん 編集・秋澄乃 イラスト・松本うち

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  • 炎天下でも台風でも積雪でもベビーカーにビニールかけて、いつでもどこにでも乳幼児を連れまわす何もかも我慢できないバカ親。
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