◆ 侍ジャパン世界一へ!“NPB一丸”確認
プロ野球12球団監督会議に出席したDeNAの三浦大輔監督が18日、オンライン取材に応じた。
レギュラーシーズン開幕前にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催される特別なシーズンを控え、三浦監督は「日本球界を盛り上げていこう、魅力あるものにしていこう、という皆さんの意見が出ていました」と監督会議の様子を振り返り、「そのためにもルールの問題もありましたけど、12球団、コミッショナー、スタッフ、皆さん全員の共通認識として取り組んでいこう」とNPBとしての方向性を確認した。
自軍からは今永昇太と牧秀悟の投打の柱2人が代表に選出。指揮官は電話でエールを送ったようで、「光栄で名誉のあることですし、日本を代表して日の丸を背負って戦うというところで、もちろんプレッシャーも大きいと思いますけど、WBCに向けてしっかりと調整をして、状態、コンディションを整えてやってくれたら」と期待。
「ペナントは(WBCが)終わってから考えてくれれば。終わったらモード切り替えてもらいますけれども」と、代表活動に臨む2人の背中を押した。
◆ 規制撤廃への願いも
2020年から始まった新型コロナウイルスの影響による規制は徐々に緩和され、球団としては観客動員数「1試合平均3万人」という目標も掲げている。
監督就任3年目を迎える三浦監督は「昨年途中から制限が緩和される中で、やはり球場の雰囲気もどんどん変わってきました。今年はキャンプもそうですけど、シーズンに向けて最初からドーンと良いスタートで盛り上がっていけるように」と期待を口にした。
横浜スタジアムでは「去年は夏以降たくさんのお客様が駆けつけてくれましたし、クライマックス(シリーズ)でも満員の中でプレーできたので、それはもう年間通して続けられるように」と、今季もファンとともに上位争いに挑む構えで、「もっともっとファンの方たちが喜んでもらえる、魅力あるプロ野球にということで改善していかなければ」と気持ちを新たにしていた。
今年こそ球団史上25年ぶりのリーグ優勝と日本一へ。三浦ベイスターズがペナント奪取へ突き進む。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)