阪神・中野、2安打＆好守締めで侍合宿へ　湯浅は1回無失点もWBC球に苦しむ

● 楽天 1 − 16 阪神 ○
＜2月15日　沖縄・金武＞

　侍ジャパンに選出されている阪神の中野拓夢内野手（26）と湯浅京己投手（23）が15日、楽天との練習試合に出場。両選手ともこの日が阪神キャンプ最終日となり、17日から始まるWBC日本代表の宮崎合宿に合流する。

　中野は「2番・二塁」でスタメン出場。初回の第1打席は四球で出塁し、3番・板山の先制2点適時二塁打で生還した。2回の第2打席と3回の第3打席は、いずれも鮮やかな左前打を放ち3打席連続出塁。5回の第4打席は中飛に倒れたが、出塁した3度ともホームを踏み、チームの大勝に貢献した。

　5度あった守備機会も軽快に処理。4回は二死一、二塁で中堅に抜けそうな痛烈なゴロをダイビングキャッチし、素早い送球で二塁封殺。2番手・湯浅のピンチを救った。

　その湯浅は、4回に二番手として登板。ストレート3球で簡単に二死を奪ったが、ここからフォークの制球に苦しむなど、四球含む7球連続ボール。最後は中野の好守に救われ1イニングを無失点で終えたが、特別使用したWBC球に苦労する様子がうかがえた。