DeNA・森、正遊撃手獲りへ2戦連続マルチ　新打撃フォームで鋭い当たり連発

阪神 2 − 2 DeNA
＜2月18日　沖縄・宜野座＞

　DeNAの森敬斗内野手（21）が18日、阪神との練習試合に「1番・遊撃」で先発フル出場。4打数2安打1得点で2試合連続マルチ安打を記録した。

　初回、阪神の先発・才木の初球151キロをキッチリと捉え、中前へ抜ける痛烈な安打でチャンスメイク。4回の第2打席は2番手・浜地の145キロ直球を右前へ運び2打席連続安打をマークした。直後に二盗を試みるもここは失敗。6回の第3打席は4番手・西純の前に二ゴロに倒れた。

　2点を追う9回の第4打席は、無死一、二塁の好機で変則左腕の岩田と対戦。初球の速球をスイングした打球は一塁手正面のゴロとなったが、この打席もしっかりと振り切り鋭い当たりを放った。併殺崩れの間に一塁に残った森は、二死後、途中出場・蝦名の右中間突破の2点適時二塁打で一塁から長駆ホームイン。自慢の快足も披露した。

　昨季までは速球に差し込まれるスイングが散見されたが、今キャンプではバットをやや寝かせ気味に構え、実戦ではキッチリと引っ張る打席が目立っている。16日のロッテ戦（宜野湾）でも先制適時打を含む2安打を記録。成長が見える2戦連続マルチで、遊撃のレギュラー奪取を猛アピールした。