トッテナムMFホイビュルク、不満爆発のコンテ監督に言及「もっと正確に説明する必要が…」

トッテナムの（左）ホイビュルクと（右）コンテ監督 [写真]=Getty Images

　トッテナム所属のデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルクが、同クラブを率いるアントニオ・コンテ監督について言及した。21日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

　2シーズン目を迎えたコンテ監督体制のもと、今シーズンのタイトル獲得を目指して戦っているトッテナム。しかし、カラバオカップ（リーグカップ）とFAカップで早々に姿を消すと、チャンピオンズリーグ（CL）でもラウンド16で敗退。プレミアリーグでは暫定4位につけているものの、首位を快走するアーセナルとの勝ち点差は「20」に開いており、今シーズンも“無冠”が決定的な状況となっている。

　そうした中、現地時間18日に行われたプレミアリーグ第28節サウサンプトン戦（3－3△）後の会見にて、コンテ監督は「彼らは重要なもののためにプレーしていないし、プレッシャーやストレスの中でプレーしたくないんだ」と一貫性のないパフォーマンスに終始するチームに苦言を呈するとともに「これがトッテナムの物語だ。20年、このオーナーでやってきて、何も勝てていない」などとコメント。クラブの“体質”批判とも取れる言葉を連発した。

　コンテ監督のチームにおいて中盤の主軸を務めているホイビュルクは「チームのみんなが彼の発言を見ていたと思う」とコメントした上で、会見で不満を爆発させたイタリア人指揮官に対する率直な思いを次のように吐露している。

「彼はとても正直に、そしてオープンにあの会見に臨んだ。それは彼がここまでの結果に満足していないからだ。仮にCLで準々決勝に進出し、FAカップで準決勝に到達していたら、あのようなことはしないだろう。残念ながら、我々は自分たちが望んだ結果を手にすることができていない。プレミアリーグではいるべき場所に留まらなければならないが、それも簡単ではないだろう」

「チームとして成功を掴むためには、掲げたプロジェクトと文化にコミットする11人の選手が必要不可欠だ。選手たちが様々なことを推測し始める前に、彼は自分がどのように感じているかをもっと正確に、そして詳しく説明する必要があるだろう」

　なお、コンテ監督の上記の会見を受けて、トッテナムはイタリア人指揮官の解任を本格的に検討しているという。20日のイギリスメディア『テレグラフ』は、早ければ今週中にも解任が正式発表される見込みだと伝えている。

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