木村拓哉『風間公親』の連ドラ化は「不可能だと」 慣れ親しんだスタッフ陣で不安払拭

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2023年03月27日 04:00  ORICON NEWS

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フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親−教場0−』に出演する木村拓哉 (C)フジテレビ
 歌手で俳優の木村拓哉が主演を務める、フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親−教場0−』(毎週月曜 後9:00※初回30分拡大)が、4月10日にスタートする。このほどインタビューに応じ、作品に込めた思いなどを語ってくれた。

【写真】木村拓哉、新垣結衣ら…主要キャスト集結のポスタービジュアル

 主演・木村、脚本・君塚良一氏、演出・中江功氏で、2020年と21年に新春SPドラマとして映像化された「教場」シリーズ。今作では風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。

――今回、連続ドラマ化を聞いた際の心境は?
正直、連続ドラマで『風間公親』をやらせていただくことは、僕の中では不可能だと思っていました。挑戦的な部分もありますが、監督だったり、慣れ親しんだスタッフが現場にはいてくれているので、もう現場に入ってしまえば何の不安もないです。

ただ、高いクオリティーを求める監督なので、そこに対する現場の緊張感というものは毎日あります。でもその気持ちいい緊張感の中でワンカット、ワンカットが進んでるので、今は非常に充実してます。

――自身の役柄、そして現場の雰囲気について
今回は舞台が警察学校という特別な空間ではないというのが、一番大きな世界観の違いになるんじゃないかなと。監督とも「その部分をどう違和感なく、どう面白くできるか」というのを最初の話し合いで詰めました。

ただ彼本人(風間)の軸はもう全然変わってないので、いかに彼が警察学校に赴く前にどんな時間を送って、なぜ彼はあの学校の教官になったか。スペシャルドラマを2本作った上で、その前のエピソードを作ったので、そこはいろんな逆算をしていきました。

その中で非常にありがたいのが、スペシャルドラマを共に作ってくださったスタッフと、今回もご一緒してもらっている。どこに立っていようが、誰が相手であろうが、どんなケースを見据えていようが、「彼(風間)だったらこうしますよね」という共通意識を持ってくれている。

例えば、カメラマンの方がファインダーを覗く前に、ご自身の目で僕らが一番初めに行うテストを肉眼で捉えてくださるんですけど、その捉えてくださる角度にしても、場所にしても、監督が「こういう映像を撮ってくれ」と皆さんに要求する前に、もう皆さんの中でその見所というか、目の置き所っていうのが存在してくれてるなと、やっていてもすごく感じます。

自分もスタッフも、ある意味で監督のプレイヤーだとは思うんですけど、技術チームは技術チームで「自分たちが求められるパフォーマンスってこういうことですよね」と。照明のライトマンにしても「ここのシーンだったら、絶対こういう光の方がいいよね」とか。全体のベクトルが同じ方向を向き、お互いを理解し合った上で共通のものを作れていることがすごく面白いですね。

――風間公親というキャラクターを演じて
生活感のない、人間性を感じにくいキャラクターをやらせていただく上で違和感を感じることもあります。どういう状況においても笑顔がないので「こういう人が本当にいるんだろうか?」と。冷たい温度のシーンをやればやるほど、重ねていけば重ねていくほど、カメラが回ってないところで、ふざけたくなる瞬間もあります(笑)

“リスペクトトレーニング”という言葉が実在してるぐらいですので、彼の指導法が今の世の中に合ってるか非常に疑問が持たれるところではあるんですけど、そこはフィクションという強い盾を振りかざして、作っていきたいと思います。

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