「28歳や25歳の時よりも、今の方が良いGK」…テア・シュテーゲンが充実の1年を振り返る

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2023年06月16日 18:45  サッカーキング

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バルセロナの堅守を支えたテア・シュテーゲン [写真]=Getty Images
 バルセロナに所属するドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが、2022−23シーズンの戦いを振り返った。15日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 クラブの“レジェンド”シャビ・エルナンデス監督に率いられた今シーズンのバルセロナは、中盤戦以降ラ・リーガの首位を独走。最終的には“宿敵”レアル・マドリードに「10」ポイント差を付けて、4シーズンぶり通算27回目の栄冠に輝いた。在籍8年目の守護神テア・シュテーゲンは公式戦通算50試合に出場し、28のクリーンシートを記録。スーペルコパ・デ・エスパーニャと合わせた2冠達成に大きく貢献した。

 ラ・リーガにおいて1シーズンあたりの平均失点数が最も少なかったGKに贈られるサモラ賞を初めて受賞するなど、充実の1年間を過ごしたテア・シュテーゲン。『南ドイツ新聞』のインタビューにて、今シーズンの自身のパフォーマンスについて問われた31歳の守護神は、次のように手応えを語っている。

「1年間を通して安定していたし、高いレベルを維持していたと思う。重大なミスや、理解に苦しむようなミスを犯した記憶もない。その事実が僕自身に大きな安心感を与えてくれるんだ。バルセロナでも、そして代表チームでも、僕が追い求めていることそのものだからね。28歳や25歳の時よりも、今の方が良いGKだと感じているよ。これからも毎日ピッチに立ち、自分のポジションで仕事がしたいと思っている」

 バルセロナの堅守を支えたテア・シュテーゲンは、現役を引退した元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏の後を継ぎ、昨年12月にチームの第4キャプテンに就任。元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツや、同国代表DFジョルディ・アルバ不在で迎える来シーズンも、“キャプテン4人衆”に名を連ねることが確実視されている。自身の描くキャプテン像については次のように語っている。

「選手たちが僕の所へ来て、色々なことを話してくれるのは嬉しい。それがチームでの自分の役割だとも考えている。必ずしも腕章が必要なわけではない。とにかく、自分の責任をしっかりと果たすだけだよ。すべての選手が同じではなく、チーム内には様々な役割が必要だ。全員が自分らしく、チームのために最善を尽くすためにはそれしかないと思うよ。もちろん、チームに落ち着きを与え、必要なプレッシャーを与える選手も必要だ」

 過渡期にバルセロナにおいて、ピッチ内外で重要な役割を担っているテア・シュテーゲン。新シーズンでの活躍にも注目だ。

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