「誰も信用できない」長年の友人に子守を頼んだ母親、2歳息子への虐待を知り愕然（米）＜動画あり＞

アメリカのある母親が息子の子守を友人に頼んだところ、室内の監視カメラによって我が子が虐待されていることを知り、愕然とした。監視カメラの映像には、我が子がソファーに放り投げられたり、何度も背中を叩かれる様子が捉えられていた。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

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米ニューヨーク州ニューバーグ在住のクリストラ・ホームズさん（Kristla Holmes）は、長年の友人だったシャンタル・メイソン（Chantal Mason）を警察に訴えて起訴した。シャンタルは、クリストラさんの2歳になる息子の子守をしている最中に、背中を叩くなど虐待行為をしていたのだ。

現地時間12日、クリストラさんは仕事のために息子の世話をシャンタルに頼んだ。シャンタルとは長年家族ぐるみで仲が良く、クリストラさんは彼女を心から信頼していたようだ。しかしこの日の午後、クリストラさんのスマートフォンに自宅室内の監視カメラから何か動きを検知したことを知らせる通知が届いた。

クリストラさんは息子の様子をシャンタルに聞いたところ、「昼寝から目覚めて食事を与え、ソファーに横になってテレビを見ていた」という返事だった。しかしスマートフォンで監視カメラの映像を確認したクリストラさんは、我が目を疑った。

映像には、激しく泣いている息子に向かってシャンタルが「静かにして！」「横になって寝てちょうだい！」と怒鳴っている様子が映っていた。さらにシャンタルは、息子にブランケットを被せて背中を何度も叩いたり、ソファーで横になりながら息子の頭に足をのせていた。


クリストラさんはすぐに自宅に戻って警察に通報し、シャンタルは子供の福祉を危険にさらした罪で逮捕された。クリストラさんは米ニュースメディア『CBS New York』のインタビューに応じ、「シャンタルとは15年来の家族ぐるみの付き合いで、以前から子守を頼んでいた。息子が虐待されているとは、この時まで微塵も疑うことがなかった」と明かした。

クリストラさんは今回のシャンタルの裏切りとも言える虐待行為を目の当たりにしたことで、「我が子の世話を任せる人物については、慎重に選ぶよう他の親にも警告したい」として、このように語っている。

「誰も信用してはいけません。子供の名付け親や長い付き合いのある友人でさえも…誰も信用できないのです。我が子を監視して守ってください。」

一方で逮捕されたシャンタルはオレンジ郡刑務所に勾留され、翌日に裁判所に出廷した後に釈放されている。クリストラさんは息子が軽い打撲を負ったと主張しており、「シャンタルは刑務所に行くに値する、刑務所に行くべきだ」と怒りを露わにしている。



画像は『New York Post　2023年6月15日付「Upstate NY nanny caught tossing, slapping 2-year-old boy on Ring camera」（CBS News New York）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）