ニューカッスル、セリエAからの積極補強を画策?…T・エルナンデス&キエーザに関心か

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2023年06月23日 16:29  サッカーキング

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獲得が噂されているトナーリ(左)と関心が報じられたキエーザ(中央)とT・エルナンデス(右)[写真]=Getty Images
 ニューカッスルが、セリエAから複数の選手の獲得を狙っているようだ。22日、イタリアメディア『スカイスポーツ』やスペイン紙『アス』が伝えている。

 2022−23シーズンのプレミアリーグを4位で終え、約21年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したニューカッスル。一昨年10月のサウジアラビアの公共投資ファンドによる買収以来、積極的かつ堅実な補強を進めてきた同クラブは、今夏の移籍市場でのさらなる戦力拡充を画策中。久々のヨーロッパ主要コンペティションでの戦いに向けて、今夏に実力者を獲得し、チーム力強化に乗り出すと見られている。

 獲得が有力視されているのが、ミラン所属のイタリア代表MFサンドロ・トナーリ。23歳の若き司令塔は、2020年9月にレンタルでミランに加入し、翌年夏に完全移籍に移行。ここまで公式戦通算130試合の出場で7ゴール13アシストをマークするなど、中盤の主軸として活躍し、2021−22シーズンはミランの11年ぶりとなるスクデット獲得に大きく貢献した。ニューカッスルは既にトナーリ本人と個人合意に達している模様。また、7000万ユーロ(約109億円)+ボーナスというオファーを提示したことで、クラブ間合意にも自信をのぞかせているという。

 そうした中、ニューカッスルはセリエAからさらに2選手の獲得を考えているという。今回の報道で関心が明らかになったのは、ミラン所属のフランス代表DFテオ・エルナンデスとユヴェントス所属のイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ。現在25歳のT・エルナンデスは2019年夏にミランに加入し、ここまで公式戦167試合の出場で24ゴール28アシストをマークしている。現行契約が2026年夏まで残っている左サイドバック(SB)に対しては、アトレティコ・マドリードも関心を寄せている模様で、ミランは移籍金として少なくとも8000万ユーロ(約125億円)以上を要求しているという。ニューカッスルは同選手の動向を注視しているものの、交渉が容易ではないことも理解しているようだ。

 同じく25歳のキエーザは2020年10月にレンタルでユヴェントスに加入し、昨年夏に完全移籍に移行。直近では負傷による長期離脱を余儀なくされていたが、ここまで公式戦通算94試合に出場し20ゴール22アシストをマークするなど、アタッカーの主軸として活躍している。現行契約を2025年夏まで残している同選手に対しては、アストン・ヴィラも関心を寄せており、6000万ユーロ(約93億円)を提示する用意があるとも報じられている。ニューカッスルもここ数日間で、キエーザに対する問い合わせを開始した模様で、今後具体的な動きを見せる可能性もありそうだ。

 セリエAからの積極補強を画策しているニューカッスル。トナーリ獲得が秒読みとも報じられる中、T・エルナンデスとキエーザにもオファーを提示するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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