「いいプレッシャーがありました」スイープの締めはバウアー!一気の虎刈りで首位奪回に成功!

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2023年06月25日 19:31  ベースボールキング

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DeNA・バウアー [写真=萩原孝弘]
◆ ゲームメイクしたバウアー

 今永から東へ繋いだ勝利のバトンを受け取ったトレバー・バウアーが見事にその重責を果たし、首位阪神相手にスイープに成功。交流戦再開後のゲーム差2.5を一気にひっくり返し、セ・リーグトップに躍り出た。

 先発のトレバー・バウアーは3回まで毎回ランナーを背負いながらも、ホームは踏ませぬ要所を抑えるピッチング。3回までで味方に3点の援護をもらいながらも、5回に2点を返されるなど好調とは言えない内容のなか、7回1死まで3失点と粘投を披露したが、その後四球でピンチを拡げてしまった場面で三浦監督は交代を決断。6回1/3、114球、被安打7、与四死球4、奪三振7の内容だった。

 三浦監督は「苦しい中でも試合を作るところはさすがだなと。それは今日に限らずですけど、ランナー出ながらもしっかりと、自分の気持ちの面もコントロールしながら投げていました」と高評価を与えていた。

 試合後バウアーは「ハングリー」と笑顔で第一声。今永と東の快投後の先発ということもあり「ノーヒット・ノーランでもしないといけないんじゃないかなというような、いいプレッシャーがありました」と振り返った。自らのピッチングには「なかなかタフな試合でしたし、調子自体もあまり良くないかなと思った中で、相手も良い攻撃をしましたし、なかなか苦しかった。6回くらいしか悔いのないイニングはなかった」と苦心のピッチングだったと告白しながら「それでも試合を作ってチームが勝てたことは良かったと思います」と満足げな表情を見せた。

 来日初の回途中の降板には「自分自身非常に悔しいです。完投したいというのは一番最初にあるのですけれども、次はイニングを投げきりたいというものがある。苦しい状況をJB(ウェンデルケン)に残してしまったことは申し訳ない」と反省しながらも「彼がいい仕事をしてくれたので感謝したいです」と後続を断ったチームメイトに敬意を払った。

 WSにも登板経験のあることで「しっかり自分たちのできることに集中することが、優勝する上で一番重要」と言い切った右腕。お立ち台で「ハッシュタグ、ヨコハマユウショウ!」と発した言葉を、超大物の働きで実現化する。

 
 取材・文・写真 / 萩原孝弘

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  • 1ヶ月遅れての開幕ながら、イニングを投げたいタイプで完投を目指す。三振も多いし「沢村賞」のダークホースになりそな予感。>続く
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