宝石好きなら一目見たい! カメレオンみたいに色の変わるブローチが美しい

ジュエリーブランド「BIZOUX(ビズー)」は光源により色が変化する宝石「アレキサンドライト」を使用し、カメレオンをモチーフにしたブローチ「クロマトフォア」を販売する。6月24日から7月23日までGINZA SIX店、7月28日から7月30日まで京都店限定で展示販売され、店舗では実際に色が変化する様子を見ることができる。

○国内最多級数のカラーストーンを取り扱う「BIZOUX」



BIZOUXは、カラーストーンを国内最多級の数取り扱うジュエリーブランド。土屋鞄製造所と同じハリズリーのグループ会社で、 宝飾品を扱うドリームフィールズが手がける。


バイヤーが世界20カ国以上から100種以上の天然石を買い付けており、これだけの天然石を取り扱うのはジュエリーブランドの中でもかなり珍しいという。その秘訣はネットワークと目利き力。これまで地道に世界各地に泥臭く足を運び培った独自ルートを強みに、国内ではBIZOUXしか取り扱っていない石も多い。それらを使用した色とりどりのジュエリーアイテム600種類以上(税別3万円台〜1,400万円台)を展開。宝石好きの20〜40代から強い支持を得ているという。


GINZA SIX店は、今年3月にオープンしたブランドの旗艦店。店内に入ってすぐのショーケースでは宝石の魅力を知ることができる。


12か月それぞれの誕生石が展示されているのだが、誕生石は1種類ではなく、複数あることを筆者はこの展示で初めて知った。たとえば10月ならオパールとトルマリンで、同じオパールの中にも様々な色や種類がある。4月の誕生日はダイヤモンドだけだと思っていたが、実はモルガナイトもあるのだ。


最も人気のシリーズは「Bouquet(ブーケ)」。十数種類の宝石を32個使用し、まるで宝石で花束を作ったかのような華やかなデザインに定評がある。


もうひとつの人気シリーズ「Coffret(コフレ)」は宝石箱の中をイメージし、四角やラウンドなど様々な形の宝石がデザインされている。どちらも1つ身に付けているだけでもぱっと華やかになり、ハッピーな気持ちになれそう。


○カメレオンのように色が変わる宝石とは?



GINZA SIX 店では6月24日〜7月23日、京都店では7月28日〜7月30日までカメレオンをモチーフにしたブローチ「クロマトフォア」(748万円)を展示販売する。


最大の特徴はカラーチェンジ・ストーンを使用していること。カラーチェンジ・ストーンとは光によって色の見え方が変わるのが特徴の宝石だ。世界三大希少石で"宝石の王様"と称される「アレキサンドライト」115石、「ベキリーブルーガーネット」92石、「ブルーサファイア」、「エメラルド」、さらに「ダイヤモンド」など392の宝石が使用されている。これらのカラーチェンジ・ストーンは近年世界的にも人気が高まっているものの、希少性が高くすぐに売り切れてしまうそうだ。


そのほか使用されている「ベキリーブルーガーネット」もカラーチェンジする宝石で、太陽光の下ではブルー・白熱灯の下では、艶やかなレディッシュピンクに見え方が変化する


ほかにも「アレキサンドライト」を18石使ったリング(44万円)も販売。カメレオンの尻尾をイメージさせる優美な曲線が特徴的なデザインでブローチ同様、光によって色の見え方が変化する。


GINZA SIX 店と京都店では期間中、「カラーチェンジ・ストーン・ジュエリー」特別展も実施。様々なカラーチェンジする宝石を実際に見ることができ、ルースのものをセミオーダーで好きなデザインのリングやネックレスにカスタマイズすることができる。


カラーチェンジ・ストーンはその希少性から価格は決して手が出しやすい金額ではない。しかし気になる……という方にはラボグロウン(人工宝石)という選択肢も。同じように光によって色の見え方が変わるが、決して天然石にも劣らない品質で、色の見え方も遜色がない。


店舗では実際にペンライトや加熱用のヒーター使用をしてどのように色が変化するのか体験することが可能。今すぐ購入することは難しくても、いつか手に入れるために下見をしておくのも良いかもしれない。



松本果歩 まつもとかほ 恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter: @KA_HO_MA この著者の記事一覧はこちら（松本果歩）