今夏でのPSG退団が噂されるネイマール、本人は残留を希望か…クラブ側も容認の意向

　パリ・サンジェルマン（PSG）からの退団が噂されていたブラジル代表FWネイマールが、一転してクラブに残留する可能性が高まっているようだ。27日、スペイン紙『アス』がフランスメディア『レキップ』の情報を引用して報じている。

　ネイマールに関しては2022－23シーズン限りでの退団がかねてより噂されていた。同シーズンは公式戦29試合の出場で18ゴール17アシストをマークしたものの、足首の手術を実施した関係で2月を最後にシーズンが終了。5月3日にはPSGのウルトラス（熱狂的なサポーター団体）がクラブ本部の前でネイマールの退団を要求し、さらに、集団の一部がネイマールの自宅付近にて「ネイマール、出て行け！」というチャントを歌ったことなどが伝えられた。これを受け、ネイマール本人もPSG退団を考慮しているとされ、PSG側もネイマールを売却する準備を進めているとも報じられた。

　しかし、フランスメディア『レキップ』によると、ネイマールは一転してPSG残留を希望しているとのこと。バルセロナ時代の“恩師”であるルイス・エンリケ氏がPSGの新指揮官に就任することが濃厚となっていることに加え、サウジアラビアのクラブからオファーを受け取ったものの、ネイマール自身がその移籍を前向きに捉えていないことが理由として挙げられている。また、PSG側もネイマールの残留を容認する模様で、その背景にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団や、フランス代表FWキリアン・エンバペに退団の可能性が浮上していることが挙げられており、チームの攻撃を牽引する存在が居なくなることを懸念しているという。

　果たして、来季もネイマールがPSGの“10番”を背負うのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。

今夏でのPSG退団が噂されるネイマール、本人は残留を希望か…クラブ側も容認の意向

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