マンC、クロアチア代表MFコヴァチッチ獲得を発表！　4年契約を締結、背番号は「8」

　マンチェスター・Cは27日、チェルシーからクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチが完全移籍で加入することを発表した。

　イングランド勢24年ぶりのトレブル（主要タイトル3冠）達成という偉業を成し遂げたマンチェスター・Cの中盤に、また1人実力者が加わることとなった。契約期間は2027年6月までの4年間。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は2500万ポンド（約45億円）で、マンチェスター・Cがタイトルを獲得した場合に有効となる500万ポンド（約9億円）の条項も付随した契約になるという。なお、マンチェスター・Cでの背番号は、バルセロナへ移籍したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが着用していた「8」になることも決定している。

　現在29歳のコヴァチッチは、母国のディナモ・ザグレブの下部組織出身で、2010年にトップチーム昇格を果たした。その後はインテルでのプレーを経て、2015年8月にレアル・マドリードに加入。同クラブでは公式戦通算109試合の出場で3ゴール8アシストを記録し、ラ・リーガ優勝や3度のチャンピオンズリーグ（CL）制覇を経験した。

　2018年8月には期限付きでチェルシーに加入し、翌年夏に完全移籍に移行。加入直後から中盤の主力として活躍し、在籍した5シーズンで公式戦221試合出場6ゴール15アシストという成績を残した。同クラブでは、CL、ヨーロッパリーグ（EL）、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップをそれぞれ1度ずつ制覇している。なお、クロアチア代表ではここまで国際Aマッチ通算95試合に出場。3度のFIFAワールドカップ、2度のEUROを経験している。

　マンチェスター・C加入に際し、コヴァチッチはクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「僕にとって素晴らしい移籍になる。シティでの新たなスタートが待ちきれない。ペップの下でのこのチームを見ている人は誰でも知っている通り、素晴らしいチーム。世界でもベストチームの一つだ。トロフィーを見ればそれが明らかだけど、フットボールにおいてもベストだよ。このチームに加わることはどの選手にとっても夢だね」