ヘンリー王子夫妻、英国の住居フロッグモア・コテージからの退去が発表される

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2023年07月01日 09:11  Techinsight Japan

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フロッグモア・コテージを正式に退去したヘンリー王子とメーガン妃。夫妻は米国移住後も、コテージを英国の住居として保持していた(画像は『The Prince and Princess of Wales 2018年6月11日付Instagram「The Duke and Duchess of Sussex will undertake an official visit to Australia」』のスクリーンショット)
ヘンリー王子とメーガン妃が、英国の住居だったフロッグモア・コテージから正式に退去したことをバッキンガム宮殿が発表した。チャールズ国王は今年1月、ヘンリー王子の回顧録発売日の翌日に退去手続きを開始していた。国王はコテージをアンドルー王子に譲り渡すと報じられたが、今後の具体的な動向については発表されていない。

チャールズ国王が、ヘンリー王子とメーガン妃に対してフロッグモア・コテージからの立ち退きを通告したと報じられたのは、今年3月のことだった。

当時、米メディア『Page Six』は、国王がヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』が発売された翌日、現地時間1月11日にコテージからの退去手続きを開始したと伝えていた。英メディア『The Sun』によると、国王はコテージを弟のアンドルー王子に譲るためヘンリー王子夫妻を追い出す決意をしたという。

そんなヘンリー王子夫妻が、ようやくフロッグモア・コテージを正式に明け渡したことが明らかになった。

英メディア『Sky News』『The Independent』などは現地時間6月29日、毎年恒例の王室助成金(Sovereign Grant)の説明会で、枢密院のファイナンスを管理するマイケル・スティーヴンス卿が「サセックス公爵夫妻がフロッグモア・コテージを退去されたことを確認しました」と述べたと伝えた。

スティーヴンス卿は「これらの取り決めについて、ここで詳しく説明するつもりはありません」と言うも、以下のような説明を加えている。

「このことは話しても差し支えないでしょう。以前にも述べた通り、サセックス公爵夫妻はフロッグモア・コテージの改築に関連する王室助成金から発生した費用を返納している。これにより王室は、大幅に強化された資産を手にしたことになるのです。」

ヘンリー王子とメーガン妃は2018年にロイヤルウエディングを執り行い、2019年には故エリザベス女王から贈られた英ウィンザーのフロッグモア・コテージに引っ越した。

同コテージはイギリス指定建造物2級(グレードII)の歴史的に重要な建物で、夫妻は王室助成金から3億円超の費用をつぎ込んで改築を行った。しかし夫妻は2020年3月に王室を離脱して米国に移住し、同年9月にはコテージの改築費用を全額返納した。

コテージはその後も夫妻の英国における公式住居であり、昨年6月にエリザベス女王の即位70周年「プラチナ・ジュビリー」に出席するため帰国した際には、フロッグモア・コテージの庭でリリベットちゃん(当時)の1歳の誕生日パーティを開催していた。

英メディア『ITV』によると、王室助成金の年次報告書にはフロッグモア・コテージが「空室のまま」と記載されており、宮殿関係者はヘンリー王子夫妻が「最近荷物をまとめて退去したばかりだ」と話したという。

アンドルー王子は現在、元妻セーラ・ファーガソンさんとともにウィンザー・グレート・パークにある邸宅ロイヤル・ロッジに住んでいる。ヘンリー王子夫妻が退去した後、アンドルー王子が引っ越すかについては明らかになっていない。

画像1枚目は『The Prince and Princess of Wales 2018年6月11日付Instagram「The Duke and Duchess of Sussex will undertake an official visit to Australia」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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