トッズのクリエイティブディレクター ヴァルター・キアッポーニが退任、ウィメンズ24SSが最後に

　「トッズ（TOD'S）」のウィメンズとメンズコレクションのクリエイティブディレクターを務めるヴァルター・キアッポーニ（Walter Chiapponi）が退任すると複数の海外メディアが報じた。9月にミラノで発表を予定しているウィメンズの2024年春夏コレクションが最後となるが、後任は発表されていない。

　キアッポーニは1978年生まれ、ミラノ出身。ヨーロッパ・デザイン学院（Istituto Europeo di Design）で学んだ後、1990年代後期からファッション業界で活動をスタートした。「ジバンシィ（GIVENCHY）」に在籍後、2007年にイタリアに戻り、「ヴァレンティノ（VALENTINO）」「グッチ（Gucci）」「ミュウミュウ（MIU MIU）」「ボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）」などで経験を積んだ。
　同氏が2020年秋冬シーズンにトッズに入社するまで、同ブランドはメンズ、ウィメンズそれぞれにクリエイティブディレクターを設けていたが、キアッポーニは1人で両方を担当。約2年半にわたってブランドを牽引した。