アストン・ヴィラ、DFパウ・トーレス獲得を発表！　エメリ監督と“再共闘”へ

　アストン・ヴィラは12日、ビジャレアルからスペイン代表DFパウ・トーレスが完全移籍で加入することを発表した。

　2023−24シーズンはヨーロッパカンファレンスリーグ（ECL）に参戦するアストン・ヴィラに、頼れるセンターバック（CB）が加入した。背番号は「14」に決定。契約期間や移籍金は非公開となっているものの、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、3200万ユーロ（約49億円）に500万ユーロ（約8億円）の追加オプションが付随した移籍金で両クラブは合意したという。

　なお、パウ・トーレスにとっては今回が初の海外移籍。ビジャレアル時代に共闘し、共にヨーロッパリーグ（EL）制覇を成し遂げたウナイ・エメリ監督のもとで、キャリアの新たな章をスタートさせることとなった。

　現在26歳のパウ・トーレスは、地元を本拠地とするビジャレアルで幼少期からプレーし、2017年11月にトップチームデビューを飾った。翌2018−19シーズンはマラガへ武者修行に出ると、2019年夏に復帰を果たす。復帰初年度から左CBの主力に定着し、以降の4シーズンで公式戦通算173試合に出場し12ゴール5アシストをマーク。2020−21シーズンには、クラブ史上初のEL制覇に大きく貢献した。

　また、2019年12月にデビューを飾ったスペイン代表では、ここまで国際Aマッチ通算23試合に出場し1ゴール2アシストをマーク。2021年に開催されたEURO2020ではCBの主力としてベスト4進出に貢献したほか、昨年のFIFAワールドカップカタール2022では、グループリーグ第3節の日本戦でフル出場を果たした。

　アストン・ヴィラにとってはレスターからフリーで加入したベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスに続いて今夏2人目の獲得となった。