去就注目のカイセド、デ・ゼルビ監督はブライトン残留を示唆…チェルシー復帰のコルウィルにも言及

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2023年07月22日 15:06  サッカーキング

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昨季はブライトンで活躍したカイセド(左)とコルウィル(右) [写真]=Getty Images
 ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督が、同クラブに所属しているエクアドル代表MFモイセス・カイセド、および現在はチェルシーに在籍しているU−21イングランド代表DFレヴィ・コルウィルの去就について語った。イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 ブライトンに欠かせない中盤として存在感を放っているカイセドは、かねてよりビッグクラブが熱視線を送っていることが報じられている。2022−23シーズン冬のマーケットではアーセナルが獲得に向けて動いていたものの、最終的に移籍は実現せず、ブライトンと2026年夏までの新契約を締結していた。一旦はブライトン残留を決めたカイセドだったが、今夏の移籍市場の幕が上がると、再び移籍の噂が浮上。現在はチェルシーが本腰を入れて獲得に乗り出しており、個人条件で合意した一方、クラブ間での交渉は難航していることが明かされていた。

 このような状況の中、ブライトンを率いるデ・ゼルビ監督がカイセドの去就について口を開いた。現在、ブライトンは「プレミアリーグ・サマーシリーズ」と題したプレシーズン大会参加のためアメリカに滞在している。チェルシーとの一戦を前に会見に出席したデ・ゼルビ監督は「現時点で、モイセスはブライトンの選手だ。(オーナーの)トニー・ブルームとも話をした。このまま条件が変わらなければ、モイセスはこのチームに残る予定だと聞いている」と残留の可能性を示唆しただけでなく、次のような言葉でカイセドの重要さを主張した。

「私にとって、彼が残ってくれるのであれば喜ばしいニュースだ。モイセスのような選手の代役を見つけることは難しいんだ。ただ、もしモイセスがこのクラブを去る場合、我々は彼と同じようなレベルの選手を探し出さなければならない。次のシーズンも同様のクオリティで戦うチームであるためにだ。新たなシーズンはヨーロッパリーグ(EL)での戦いも控えている。我々はベストの状態で大会を戦いたい」

 カイセドは今年3月にブライトンとの新契約にサインしたが、あくまで移籍金を多く確保するための契約延長であり、今夏の移籍を約束していたとの報道もあった。だが、デ・ゼルビ監督は「そんなことはない。私は監督であり、オーナーでもなければ、スポーツ・ディレクターでもないのだから」とこの噂を真っ向から否定。「次の移籍市場について話したことなどないし、私にとって彼は他の選手たちと同じだ」と、カイセドがブライトンの選手であることを強調した。

「確かに、私たちブライトンのようなチームは、シーズンが終わればどのような選手でも売らなければならないことがある。そこについては理解している。だが、今のところ、カイセドが明日や来週には退団するという知らせは受けていない。新たなシーズン、私はカイセドを先発起用するつもりで準備を進めている」

 また、デ・ゼルビ監督は2022−23シーズンをレンタル移籍先のブライトンで過ごし、現在は保有元のチェルシーに戻っているコルウィルにも言及。ブライトンは2023−24シーズンも引き続きレンタル移籍でコルウィルをチームに留めることを希望していると報じられている中、デ・ゼルビ監督も「私はレヴィのことが大好きだし、彼がこの夏の代表チーム(※U−21欧州選手権2023)で見せたクオリティを誇りに思っている」とコルウィルへの信頼を強調。ブライトン残留を希望していることを明かしつつも、「今の彼はブライトンの選手ではない」と述べるにとどめた。

 2022−23シーズンのプレミアリーグにおいて、“台風の目”となったブライトンを支えたカイセドとコルウィル。新シーズン、2選手はどのクラブのユニフォームを身に纏っているだろうか。

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