バルサ、21歳MFニコ・ゴンサレスがポルトへ完全移籍…約47億円の買い戻しOPも付随

　バルセロナは29日、U−21スペイン代表MFニコ・ゴンサレスがポルトへ完全移籍で加入することを発表した。

　ポルト側の発表によると、ニコ・ゴンサレスは2028年6月30日までの5年契約を締結し、契約解除金は6000万ユーロ（約93億円）に設定。同選手が将来的に他クラブへ移籍する場合、移籍金の約40パーセントがバルセロナに支払われる仕組みになっているという。また、バルセロナには3000万ユーロ（約47億円）で発動可能な買い戻しオプションの権利が与えられており、その期限は2025年6月30日までとなっているようだ。

　2002年1月3日生まれで現在21歳のニコ・ゴンサレスは、バルセロナのカンテラで育成年代を過ごし、2021年8月にトップチームデビューを果たした。2021−22シーズンはトップチームで公式戦通算37試合に出場し2ゴール2アシストを記録すると、昨年夏にはバレンシアにレンタルで加入。昨シーズンは負傷離脱期間があったものの、ボランチを主戦場にラ・リーガで26試合に出場し、1ゴール1アシストをマークした。

　ポルト加入が決定したニコ・ゴンサレスは、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「とても嬉しく、興奮しているよ。早くチームメイトに会って、ここでの日々をスタートさせたい。今日初めて『エスタディオ・ド・ドラゴン』（ポルトの本拠地）を見たけど、プレーをするのが本当に楽しみだ。噂が出て以来、誰しもがポルトのことを良く言っているよ。みんながクラブに大きな期待を寄せている。ここでのプレーが素晴らしいものになると確信しているよ」

「僕はフィジカルが強く、多くの仕事をこなすことができるプレーヤーだ。プレーしようとすることに加え、最も重要なことはチームのために犠牲を払い戦うことだ。セルジオ・コンセイソン監督は選手の可能性を最大限に引き出す素晴らしい指導者で、僕自身も多くの努力をするよう言われている。プロとして未だタイトルを獲得したことがないので、初タイトルになるかもしれないシーズン最初の試合（スーペルタッサ決勝）は全力で戦い抜くことだけを考えている」　

「この噂が流れ始めた時、僕はフラン・ナバーロ（スペイン人FW／ポルト所属）と話をしたが、彼はこのクラブを非常に高く評価していた。早く全員に会いたいし、特にぺぺ（ポルトガル代表DF／ポルト所属）は素晴らしい模範で、多くのことを学べると思っている。ファンには多くの献身とフィールドでの多くの努力を約束できるが、何よりも彼らにタイトルを与えるために戦うことを約束する」