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互いにグループリーグ3連勝をかけて臨んだ一戦は、序盤からスペインが圧倒的にボールを保持しながらも、12分に宮澤ひなたのゴールでなでしこジャパンが先制に成功する。その後、29分に植木理子、40分に宮澤が追加点を挙げると、80分には途中出場の田中美南が見事な個人技からダメ押しゴールをマーク。4−0の大勝を収めたなでしこジャパンが、グループC首位通過を決めた。
試合の大半で守勢に回ったものの、少ないチャンスを確実に生かし掴んだ勝ち点「3」。池田太監督は「相手にボールを動かされている中で、ボールを奪った後のスピード感はしっかり持てたと思っていますし、相手が多くボールを動かしてくる中で、しっかりと粘り強く守備ができたと思っています。我々の攻撃する時間、ボールを保持する時間はトータル的にはそう多くなかったですが、効率的な攻撃、得点を得ることができたと思っています」と試合を振り返った。その上で、スペイン戦に向けたチームのマネジメントについては次のように明かしている。
「互いにノックアウトステージが決まっている中で、我々が今まで継続している集中力、やってきた積み上げているものを出して良い形でノックアウトステージに向かっていこうということが根本的にありました。選手たちがいろいろと考えてピッチでバラバラにならないように、一戦集中でこの試合に挑もうと伝えました。そして良い流れをそのままノックアウトステージに持っていこうと。そういった意思統一ができたことが良い入りと、こういった結果につながったと思います」
現地入り後に負傷した浜野まいかを除き、フィールドプレーヤーを全員起用して臨んだグループステージ。結果的に、11得点・0失点での3連勝という見事な成績を収めた。池田監督は次のように手応えを口にしている。
「GKを含めて失点0ということで、集中力を切らさずに3試合戦えていると思います。それが前線、中盤の選手含め切り替えからの守備の意識と言いますか、そういった共通意識のもとでできている。これは素晴らしいことだと思っています。ザンビア戦、コスタリカ戦と前線に強い選手もいたので、守備の集中力は準備してきた部分もあったので、それが3試合継続できたことはよかったです」
「しっかりと前線の選手が点を取り、守備も0に抑えているという流れの中から、いろいろな選手がコンディションを含め、持っているものを出せる。そういった良い流れを作れていると思います。相手の特長によって我々がどの選手で勝負していこうかという選択肢を持てるくらい一人一人に能力がありますし、一体感も作り出してくれています。選手層の厚さ、みんなで戦っていることを生み出せていることは嬉しい限りです」
なでしこジャパンは8月5日に行われる決勝トーナメント1回戦で、グループAを2位で通過したノルウェーと対戦する。
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DFも上手くメリハリ付けてブロックしてたし。ボールを奪ってからのビルドアップも速かったです。 教科書どおりのカウンター戦術だけど上手くハマってましたよ。
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