臀部のたるみに注目! 中国の動物園で「着ぐるみでは?」と偽グマ疑惑浮上<動画あり>

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2023年08月01日 21:01  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

中国浙江省の杭州動物園で撮影されたマレーグマ。後ろ足で立ち、餌をおねだりする様子が「偽物」「着ぐるみでしょう?」と話題に(画像は『Shanghai Daily 2023年7月31日付Twitter「A video of a “human-like” black #bear」』のスクリーンショット)
中国浙江省杭州市の動物園で撮影されたマレーグマの動画が注目されている。動画はマレーグマが後ろ足で立ち、来園客から餌をもらう姿を捉えたものだが、「まるで着ぐるみを着ているようだ」と“偽グマ疑惑”が浮上したのだ。英ニュースメディア『The Daily Star』などが伝えた。

【この記事の動画を見る】

中国版TikTok「抖音」に7月27日、浙江省の杭州動物園で飼育されているマレーグマが、人間のように真っ直ぐに二本足で立ち、餌をおねだりする姿が投稿されて注目された。

動画では、広い囲いの中の岩の上に立ったクマが、コンクリート壁の向こう側の来園客に愛嬌を振りまいているのが見て取れる。

クマは投げ入れられた餌を食べるとすぐに立ち上がり、左手を上げて来園客に手を振るような仕草さえ見せているのだが、この人間のような振る舞いにSNSは大炎上。次のようなコメントが寄せられた。

「あれは本物のクマではないだろう。直立しているもの!」
「お尻を見てご覧よ。着ぐるみの一部がたるんでいるぞ!」
「夏休みのバイトで、人が中に入っているのよね?」
「もしこれが人間だというなら、アカデミー賞の視覚効果賞をもらえるね。」
「いや、偽物ということはないだろう。投げ入れられた餌を舐めているもの。」
「立ち上がって『餌をちょうだい』とアピールしているだけでしょう!」


するとこれらの声に対し、同動物園の広報担当者は「あのクマは本物」と述べ、このように説明した。

「私たちの動物園は個人が運営しているものではなく公営で、クマが偽物ということはありえません。それに夏の気温は40度にもなりますから、人間が毛皮の着ぐるみを着て外に出れば、数分と持たずに倒れてしまうでしょう。」

そしてこの騒動後、蘇州市から同園にやってきたチャンさん(Zhang)は次のように述べ、偽グマ疑惑を払拭した。

「あのクマが着ぐるみを着た人間なんてことはないわ。クマの表情や歯、舌を見れば、あれが本物だということはすぐに分かるわよ!」

なおマレーグマは黒く短い被毛を持ち、通常は胸元に黄色〜黄褐色の月の輪状(U型)の斑紋がある。平均体高70センチ、後ろ足で立った時の体長は平均130センチとクマの中では最も小さく、大きいもので体長280センチほどまで達するハイイログマ(グリズリー)などと比べるとすらりとしているという。

ちなみに偽物疑惑と言えば2020年、中国北京で搭乗し、米バージニア州のワシントン・ダレス国際空港に到着した男性の荷物から、乾燥し袋詰めされた多数の鳥が発見された。そのパッケージには日本語で「ペットはそれを愛します」などと書かれており、SNSで写真が拡散すると「日本製に見せかけて持ち込もうとする悪質なやり方」などと話題になった。



画像は『Shanghai Daily 2023年7月31日付Twitter「A video of a “human-like” black #bear」』『The Daily Star 2023年7月31日付「Truth behind 'human bear' in zoo after sparking claims it was a person in costume」(Image: Douyin/tyfjwq)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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