アトレティコ指揮官はエンバペのレアル行きを望む？　その理由とは…

　アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、パリ・サンジェルマンに（PSG）に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペのレアル・マドリードへの移籍の噂について言及した。1日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

　エンバペは現在、PSGと1年間の延長オプションが付随した2024年までの契約を結んでいるが、同選手はすでにクラブに対して1年の契約延長オプションを行使しない意向であることや、今夏に退団する意思がないことを通達している。これに対し、PSGはエンバペのフリーでの流失を避けるため、今夏の移籍市場での売却を検討しており、プレシーズンツアーのメンバーからもエンバペを外している。

　また、先日にはサウジアラビアのアル・ヒラルがエンバペの獲得交渉開始に向けて、3億ユーロ（約470億円）の正式オファーをPSGに提示。PSGはアル・ヒラルに選手側との交渉を許可したものの、エンバペはアル・ヒラルとの交渉を拒否したとも報じられており、未だ来季の去就は不透明なままとなっている。

　そんななか、同紙のインタビューに応えたシメオネ監督がエンバペのレアル移籍の噂について言及した。インタビューで、シメオネ監督はレアルにエンバペを獲得して欲しいかどうか尋ねられると、「是非そうして欲しい。それはとても嬉しいことだし、ラ・リーガにとっては並外れた出来事になるだろう。世界最高のリーグであり続けられるからね。レアルは獲得するのに経済的な問題もない。今年ではなくても、来年には私たちは彼と戦うことになるだろう」と移籍を歓迎することを強調した。

　シメオネ監督はレアルのエンバペ獲得を望んでいるようだが、果たしてどのような結末を迎えることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。