レアル・ソシエダ退団のイジャラメンディがMLSへ! FCダラスが加入を正式発表

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2023年08月04日 12:22  サッカーキング

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昨季まで主将としてレアル・ソシエダを支えたイジャラメンディ[写真]=Icon Sport via Getty Images
 MLS(メジャーリーグ・サッカー)のFCダラスは3日、元スペイン代表MFアシエル・イジャラメンディの完全移籍加入を発表した。

 これまでラ・リーガ一筋のキャリアを過ごしてきたイジャラメンディが、初の海外移籍先としてMLSを選んだ。クラブの発表によると、イジャラメンディは残る2023シーズンに向けた半年間の短期契約を締結。契約には1年間の延長オプションが付いているという。なお、イジャラメンディは2022−23シーズン限りで前所属先のレアル・ソシエダを退団していたため、フリートランスファーでの加入となる。国際移籍証明書とビザの発行をもって正式に登録が完了する。

 イジャラメンディの完全移籍加入に際し、FCダラスのテクニカル・ディレクター(TD)を務めるアンドレ・ザノッタ氏がクラブ公式HPを通してコメントを発表。「アシエルは世界トップクラブのレアル・マドリードで2シーズンもプレーした経験があり、レアル・ソシエダでは10年以上にもわたって活躍を続けてきた。ラ・リーガでの経験が豊富なMFだ。加えて、彼の持つリーダーシップはこのクラブにとって大きな財産になるに違いない」と期待の言葉を発した。

 イジャラメンディは1990年3月8日生まれの現在33歳。11歳の頃にレアル・ソシエダの門を叩くと、『スビエタ』(レアル・ソシエダの練習場)で成長を遂げ、2010−11シーズンのラ・リーガ第20節ビジャレアル戦でトップチームデビューを果たした。翌シーズンは負傷に悩まされたものの、2012−13シーズンより定位置の座を確保。ラ・リーが期待の若手ピボーテとして注目を集めると、2013年夏にレアル・マドリード加入を果たした。

 スペイン屈指の強豪に加わったイジャラメンディだったが、レアル・マドリードには元スペイン代表MFシャビ・アロンソ氏(現:レヴァークーゼン監督)や元ドイツ代表MFサミ・ケディラ氏が君臨しており、徐々に出場機会が限定的となっていく。2シーズンの在籍で公式戦通算90試合に出場したものの、およそ半数の48試合が途中出場となっており、2015年夏にレアル・ソシエダ復帰を決断した。

 レアル・ソシエダ復帰後は主軸として活躍を続け、2018−19シーズンからはクラブの“レジェンド”でもあるスペイン人MFシャビ・プリエト氏の現役引退に伴いキャプテンに就任。イクリニャ(バスク自治州旗)あしらわれた腕章を継承した。2019−20シーズンからは度重なる負傷の影響で出場機会が激減。2022−23シーズンは大きなケガもなく、公式戦31試合の出場で1ゴールを挙げた。同シーズンをもって、契約満了に伴いレアル・ソシエダを去ることを発表。レアル・マドリード移籍前も含めると公式戦通算253試合のピッチに立ち、11ゴール17アシストを記録した。2021年4月には、セビージャで開催されたコパ・デル・レイ決勝戦(※2019−20シーズンの決勝戦が1年延期)を制し、キャプテンとしてトロフィーを掲げている。イジャラメンディにとって、これがレアル・ソシエダで勝ち獲った唯一のタイトルとなった。

 イジャラメンディの新天地となるFCダラスは、1995年創設(前身のダラス・バーン時代含む)。2016シーズンにはMLSサポーターズ・シールド(プレーオフではなくレギュラーシーズンの獲得勝ち点数によって決定する順位表)で頂点に立った。2023シーズンはウェスタン・カンファレンス(西地区)23試合を消化した時点で勝ち点「30」を積み上げ、現在8位につけている。MLSとリーガMX(メキシコ1部)共催のリーグカップ2023ではベスト16に進出。ラウンド16ではアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ擁するインテル・マイアミとの対戦が決まっている。


【動画】FCダラスが“サン・セバスティアンの申し子”を歓迎
The son of San Sebastián is coming stateside. #DTID | @illarra4 pic.twitter.com/e8tQB6Lhnv— FC Dallas (@FCDallas) August 3, 2023

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