「勝負所を分かっている」 阪神を引っ張る大山の“集中力”に解説陣も熱視線

1

2023年08月06日 06:52  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

阪神・大山悠輔 (C) Kyodo News
◆ 坂口氏「ますます4番バッターらしくなってきた」

 阪神は5日、敵地でのDeNA戦に7−3で勝利し3連勝。打線が14安打を放つ繋がりを見せると、投げては先発・青柳晃洋が6回3失点の投球で試合を作り、投打がかみ合ってカード勝ち越しを決めた。

 相手先発・大貫晋一の立ち上がりを攻め、初回に一死一・三塁のチャンスを作ると、打席には4番の大山悠輔が向かう。ここまで対DeNA戦は出塁率・長打率ともにセ・リーグの中では最も低い数字となっていたが、この場面では初球のスライダーを鋭く振り抜き、レフトスタンドに叩き込む13号3ラン。大きな先制点をもたらした。

 中盤は追い上げられながらも終盤で突き放し、7−3で逃げ切り勝ち。盤石の試合運びで4カード連続の勝ち越しを決めた阪神について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏は「あの一発が効きましたよ」と大山の本塁打を称賛した。


 この日は5打数1安打で3三振と終わってみれば初回の一発のみに終わった大山だったが、平松氏は「あれだけでいいんです。あの3ランだけで」と初回の3得点の価値の高さを強調。同じく番組に出演した坂口智隆氏も「勝負どころというものを分かっているなと思いますね」と続ける。

 春先の好調ぶりから一転して6月以降はやや苦しい戦いを強いられている主砲だが、坂口氏は「スイングが変わらなくなってきたと言いますか、凡打でもホームランでも一緒のような強いスイングができている。それによって大山選手の怖さが際立ってきた」と解説。

 熾烈な首位争いが続く中で、「ますます4番バッターらしくなってきた」と坂口氏に言わしめた大山が放つ威圧感はライバルたちにとっても脅威となることだろう。今後もここぞの場面、勝負どころでの一本に注目だ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】盤石の試合運びでカード勝ち越しを決めた!/8月5日:DeNA−阪神のハイライト

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定