ヤクルトの新外国人ロドリゲスが好投デビュー 5回1失点で来日初白星の権利

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2023年08月09日 20:04  ベースボールキング

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広島戦に先発したヤクルトのロドリゲス (C)Kyodo News
◆ 多彩な変化球で広島打線を翻弄、四球は1つのみ

 ヤクルトの新外国人、エルビン・ロドリゲス投手(25)が9日、本拠地・神宮での広島戦で一軍初登板。先発で5回6安打1失点と好投し、来日初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。

 7月中旬に新加入した195センチの長身右腕。150キロ近い直球と多彩な変化球を精度よく投げ込み、2回まで広島打線をパーフェクトに封じた。

 初安打を許した3回は得点圏に走者を背負ったが、最後は粘る2番・上本を直球で空振り三振に仕留め無失点。味方打線の大量援護で8−0となった4回も一死一、三塁のピンチを招いたが、6番・デビッドソンを落差のあるナックルカーブ、最後は7番・田中を鋭く沈むチェンジアップで連続三振に仕留めた。

 5回は3安打を集中され初失点を喫したが、なおも一死二、三塁のピンチで3番・秋山を内角直球で詰まらせ一邪飛。最後は4番・西川をカットボールで二ゴロに仕留め、5回89球、6安打1失点、6奪三振1四球の好投。その裏の攻撃で代打・川端を送られ、来日初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。

 ドミニカ共和国出身のロドリゲスは、2022年にタイガースでメジャーデビュー。レイズと契約した今季はメジャーでの登板は1試合に終わり、7月13日にヤクルトが獲得を正式発表した。ここまでイースタン・リーグでの登板は1試合(4回5失点)のみだったが、来日2度目の実戦登板で名刺代わりの好投を披露。巻き返しを図るチームに頼もしい助っ人が加わった。

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